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2006年12月23日 (土)

南座顔見世興行・十八代目中村勘三郎襲名披露夜の部

17日(日),京都四条南座で,「當る亥歳吉例顔見世興行東西合同大歌舞伎十八代目中村勘三郎襲名披露」を昼夜通しで観劇した。順不同で記述中。期せずして(?)勘太郎丈が出演のものからとなっている。
京鹿子娘道成寺
押し戻し付きの道成寺は,真女形さんが踊られるのとは別物として見よう。
所家ずは,翫雀丈がリーダーで中堅若手の豪華版。中村鶴松丈と中村山左衛門丈の披露もあり,ほっこりはんなりした雰囲気だった。しかし,勘太郎丈と七之助丈は緊張した面持ちで,舞う花子をご覧だった。しっかり見とくんだよ!
お衣装も珍しい柄行のものが混ざり新鮮な印象。お声が少し苦しげだったが色即是空はすっ飛ばして烏帽子が出てくるのでなんとか…。押し戻しでは戸隠の鬼女のような拵え。豪傑は我當丈。予想外に短かった。
踊りは定評のある勘三郎丈のマジの状態を本当に久々に拝見した。変幻自在の勘三郎丈も魅力的だが,定番ものに挑む勘三郎も拝見したいもの。舞踊の最高峰「京鹿子娘道成寺」に掛ける意気込みはどの役者さんも凄い。終わりの無い芸の道を行く勘三郎丈に心から拍手を送りたい。果てない道とはいえその道は父が歩んだ道で,子息たちが後に続いていることをうれしく思った。

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コメント

>スキップさま
真女形さんの道成寺は息を詰めて瞬きもせず凝視しているから長く感じるのでしょう。二人道成寺が始まる前,隣のおあねえさまがいきなり目薬さしておられるで尊敬した覚えあります。
さて,勘三郎丈は,当初怨念の凄まじさより捨てられた悲しみが漂ういじらしい花子でしたが,怒り爆発ぶち切れ鬼女になるのがステキで胸のすく思いでした。おーやってくれましたと爽快感ありましたねえ。いいもの見せていただいて本当に感謝です。

投稿: とみ | 2006年12月27日 (水) 12時36分

とみさま
こんばんは。
勘三郎さんの花子も押戻しつきも私は初見でした。
かわいいお振袖の白拍子から怨霊への変化、隈取りも迫力たっぷりでしたね。
とみさんのおっしゃるとおり、思いの外短く感じましたが、番附の解説にも「フルマラソンの上に走り幅跳びをするようなもの」と書いてありましたので、やはり体力の消耗は相当なものなのでしょうね。
志半ばでまだ他の演目の感想をアップできていませんが、「道成寺」の分、トラックバックさせてくださいませ。

投稿: スキップ | 2006年12月27日 (水) 01時09分

>亜朗さま
運良く昼夜拝見できました。肩の凝らない演目ばかりで沈没なしで11時間楽しみました。京鹿子娘道成寺はそれぞれの役者さんがオリジナリティを追求し入魂ですから,どこをどう誉めようか誉める方も気合い入ります。所家さんだけでなく鱗四天も登場しますから華やかです。
あ,そう言えば義経千本桜藤太と花四天無しでしたね。

投稿: とみ | 2006年12月24日 (日) 22時29分

コメントとトラックバックありがとうございました。
夜の部もご覧になったのですね、私は諸事情により昼の部だけです…
道成寺の押し戻しは興味があったんですが、猿若と千本桜があるんで昼の部選んだんです。でも、道成寺も良かったみたいですねー。
色即是空のあたり、好きなんですが省いてたんですか。
やっぱり上演時間の都合ですかね?

投稿: 亜朗 | 2006年12月24日 (日) 19時56分

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顔見世はいつも華やかですが、今年はことのほか華やいでいるようです。 當る亥歳吉例顔見世興行 十八代目中村勘三郎襲名披露公演 夜の部 12月23日(土) 4:00pm 京都南座 「口上」は、中村勘三郎の岳父でもある中村芝翫が紹介役を務め、上手下手の両端に坂田藤十郎、..... [続きを読む]

受信: 2006年12月27日 (水) 01時10分

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