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2006年12月31日 (日)

大阪四季劇場でマンマ・ミーア!

観劇ラリーの2日目。31日(日),千穐楽が決まった大阪四季劇場ハービスENTで上演中の劇団四季マンマ・ミーア!を観劇した。あらましは昨年のエントリのとおり。
この日のキャスト
ドナ:久野綾希子/ターニャ:前田美波里/ロージー:青山弥生
サム:渡辺正/ビル:松浦勇治/ハリー:味方隆司
ソフィー:宮崎しょうこ/スカイ:岡田亮輔

ヒロイン・ドナは,久野さん。スタイルだけは保坂さんにビハインドとなるが,歌,パワー,破天荒な生き方が輝いておられた。バンド仲間の前田さんと青山さんも熟年パワー炸裂。渡辺さんはおつりの来るイケメンで,益々山本耕史さんに似てこられた。夢の配達人の味方さんは,コーラスラインのポールを彷彿とさせる優しげなハリーになっておられる。松浦さんはずっと風来坊を続けて来られているに違いない。
宮崎さんは地声の音域が広くナンバーに安定感があり,スカイの岡田さんは,鈴木涼太さんのキャッツアイズに比べると目は細めだが知的で清潔感あるスカイだった。

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ミュージカル

ナンバーは全て既知でメロディーラインも綺麗。ダンスもパワーはあるがそれほど難度は高くない。俳優さん個人のパーソナリティで勝負できる良い演目である。親しみと感情移入しやすい等身大の主人公達にパワーをいただける。パワーをいただく必要は無いと突っ込みを入れられそうだが…。
奔放な生き方をしてきた親の世代と,保守的なホワイトウエディングに拘る娘の世代という構図は,作劇上の今日的スタンダードである。次世代はどうなるのか考えると愉快である。

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