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2006年11月11日 (土)

伊賀越道中双六・素朴な感想1

岡崎まで
伊賀越えは全十段の大曲だが,柔らかく楽しい場面が,藤川新関の段(引き抜き団子売)である。
弟の敵・沢井股五郎(玉輝)を追う和田志津馬・源太(松香大夫・和生)は,義兄の唐木政右衛門と藤川新関で落ち合い,関を突破しようと待ち合わせている。関の茶屋の娘お袖(つばさ大夫・玉英)は,美男の志津馬を見初める。志津馬はこれを好機と色仕掛けで通してもらおうと…。そこへ飛脚の助平(伊達大夫・勘緑)がお袖に一目惚れ。お袖は,助平に遠眼鏡を見せる。
引き抜きで遠眼鏡中の光景。夫婦の団子売・杵造(幸助)とお臼(清三郎)の舞踊劇に!
この隙に,助平から密書と手形をくすねたお袖は,志津馬の手を取り岡崎の実家へ連れ帰る。股五郎も乗り物で通過した。
竹藪の段(相子大夫・清丈)では,剣豪・唐木政右衛門(玉女)が,間道の竹藪を強行突破している。蛇の目の眼八(玉志)の配下が阻むが難なく切り抜け,舞台は岡崎へ…。

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デフォルメした人物像に頷きながらスペクタクルも楽しめる段。
全段の主人公・高邁清廉武勇無双の政右衛門を除き,人間らしい欲望に突き動かされる者ばかり登場する。助平(名とキャラが一致)→お袖→志津馬(あんたが悪いからこーゆーことになったんえ)の一目惚れの連鎖と,上手くのるところが「(^_^;)\(・_・) オイオイ」であるが,これが義太夫。
幕が落ちていきなりの団子売りの舞踊劇の趣向はこれぞ文楽の楽しさ。元は文楽で歌舞伎よりずっと猥雑。知らないこと一杯である。どんどん見ないといけない。お待ちかね杵造・幸助さん!活きは良いし楽しいし,涼風がさっと吹いた。めがねなし。お臼は娘→お福に首が変わるが,杵造さんはオトコマエの源太のまま。ひょっとこにはならなかった。なんでや。
唐木政右衛門・文七・玉女さんが登場し,雪の竹藪になるとぶるっと身震いする。大役続きで益々大きさが映えるようになってこられている。強い!強い!梨割登場(O.O;) (o。o;)

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