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2006年11月

2006年11月30日 (木)

文楽の女・お園と操

…結ぼれ解けぬ片糸の,繰返したる独り言。今頃は半七様どこにどうしてござらうぞ。
「お園~艶容女舞衣・酒屋の段より~」

 浄瑠璃 竹本文字久大夫
 三味線 鶴澤清二郎
 人 形 桐竹勘十郎
白の屏風と行灯のみの装置。お園のあまりにも有名なくどき。
文字久大夫さんは,艶のある高音域をじっくり聴かせて頂いた。清二郎さんの三味線は可愛らしく泣いておられた。勘十郎さん,ガイダンスを意識しながらも,いつもながら見せ場の形を軽々と決めておられた。

拝むわいのと手を合はし,諌めつ泣いつ一筋に,夫を思ふ恨み泣き,操の鑑曇りなき,涙に誠あらはせり。
「操~絵本大功記・尼ヶ崎の段より~」

銀の屏風と鑓の小道具。気丈な武家の妻のくどき。
文字久大夫さんは,しっかり目だが,ごーごー泣いておられた。清二郎さんの三味線,厳しく責めておられた。勘十郎さん,気品と格を重んじた操だった。

どちらかといえば,操の方がしよいように見受けられた。また,三味線はリズム楽器ということを感じた。

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劇団四季・大阪四季劇場次期公演はA.ロイド・ウエッバーのオペラ座の怪人

A.ロイド・ウエッバーの『オペラ座の怪人』!!
2月から5月まで大阪四季劇場は空く。最高のバージョンの装置を期待。

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京都新聞に南座顔見世開幕の記事が…

写真入!
京の師走を彩る「當る亥歳吉例顔見世興行」が30日,京都市東山区の南座で開幕した。大顔合わせの襲名披露狂言「義経千本桜」,幕開けの「猿若江戸の初櫓」とも充実のようだ。
顔見世興行だけでなく,師走の京都は,行く年に感謝し,来る年が息災であるよう願う心ゆかしい行事が続く。京都の季節の恵みは,貧富,多幸薄幸に拘わらずそれぞれに享受できると信じる。お客さまも役者さんも京都の師走を楽しんでほしいもの。
昨日,仁左さまのご公演のなかのお言葉の薫陶を受けて,神妙な心持のおとみである。

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2006年11月29日 (水)

住大夫さん,仁左衛門丈対談

日経新聞社主催「文楽の夕べ」に大阪厚生年金会館芸術ホールまで出かけた。
人間国宝・浄瑠璃の竹本住大夫さんとの対談に,明日,南座顔見世初日を控えた片岡仁左衛門丈が大阪まで来てくらはりました。以下丈の談。

仁『伝統芸能の発祥の地・上方では,文楽も上方歌舞伎も,全盛時に比べたら今は落ちこんでます。けど,どん底のときのこと思うたらそこそこまで盛り返しました。人間のぬくもりを感じる心があれば,ようわからんかて,じわーんと感動します。心を取り戻して見てほしいもんです。私たちの先祖が感動して楽しんだ物語に感動でけへんはずあらしません。
さて,大阪のお客さんは,客席でようしゃべったはります。ちゃんと演らんとなかなか見てくらはらしません。』

茶系のお召し物ですっきり品良いお姿ながら,お言葉は熱かった。

本日は上方言葉が標準語でおました。関東のアクセント,『あれ,訛ってまんな。』と住大夫。

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国立劇場二月文楽公演の演目決定

公式に発表になっている。こら~いかんならん。

国立劇場開場40周年記念
<第一部>11時開演
近松半二・竹田和泉・北窓後一・竹本三郎兵衛=作
奥州安達原
 朱雀堤の段
 環の宮明御殿の段
<第二部>14時30分開演
菅専助・若竹笛躬=作
摂州合邦辻
 万代池の段
 合邦庵室の段
<第三部>18時開演
近松半二・松田ばく・栄善平・近松東南=作
妹背山婦女庭訓
 道行恋苧環
 鱶七上使の段
 姫戻りの段
 金殿の段
 入鹿誅伐の段

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2006年11月28日 (火)

安珍清姫の鐘があるのは妙満寺

30日より京都南座で襲名披露興行を行う中村勘三郎丈が,成功を祈念して妙満寺を参拝された。
鐘の由来は,天正年間秀吉の根来攻めの時(1585年),家来の仙石権兵衛がこの鐘を拾って京都に持ち帰り,清姫の怨念解脱のため妙満寺に鐘を納めたもの。現在もこの妙満寺に安置されている。
道城寺を演じる芸能関係の方々は,妙満寺に参詣してこの鐘に舞台の無事を祈ったそうで,現在も芸道成就を願う多方面の芸能関係者が参詣する。

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金閣寺・桜か紅葉か

9_1 金閣寺の紅葉は今が見頃。初春の歌舞伎座で「祇園祭礼信仰記(金閣寺)」が上演されるので,季節は違うが見ておくと楽しめそうだ。桜,紅葉いずれが美しいか。桜説の根拠は祇園祭礼信仰記。紅葉派は…。
狩野将監の娘雪姫は夫狩野直信とともに捕らえられ,松永大膳の意に従うようせまられる。縛られ桜の幹につながれた姫が降り積もる桜の花びらを着物のすそでかき集め,つま先で鼠を描くとその鼠が生きて動き出し縄を噛み切るという奇蹟が起こる。嗜虐的な魅力にあふれた作品。

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2006年11月26日 (日)

劇団四季・鹿鳴館・凱旋公演まもなく開幕

22日が近松忌,23日が一葉忌,文豪の命日が続く。昨日11月25日は三島由紀夫氏の命日。昭和45年,配下と共に陸上自衛隊東部方面総監部に乱入し割腹自決した。
実は昨日,「金閣寺」が無性に気になりそれ読んでいた。
さて,劇団四季公式ページによると,10月9日に京都劇場で千穐楽を済ませた鹿鳴館チームはまもなく迎える凱旋公演に向けて稽古に入っておられる。主要な役「清原永之輔」が広瀬さんから石丸さんに変更になるようだ。「清原久雄」も気になってきた。

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京都国際漫画ミュージアムオープン

Nec_0429 京都市が整備を進めてきた「京都国際漫画ミュージアム」が,11月25日に開館した。ミュージアムは,文化や産業の認知されるまでになった漫画を体系的に収集及び研究し,展示保存する目的で,京都精華大学と連携して開館する運びとなった。
施設は,京都市中京区烏丸御池からすぐの元龍池(たついけ)小学校の校舎を再整備したもの。
京都の都心観光のキーステーションとなろう。
 ↑小学校舎でどーどーと漫画が読める

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2006年11月25日 (土)

今日は南座のまねき上げの日

30日に初日を迎える京の師走の風物詩・京都南座のまねきが今朝あげられた。京都新聞に早々に記事が掲載されている。後半のチケット発売は29日,前半は完売とか。全国を旅してこられた中村勘三郎一座の終着。京都の者も万雷の拍手を持って迎えたいもの。
昨年三月,歌舞伎座で拝見して以来の猿若江戸の初櫓が楽しみ!

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天守物語・朗読の会

P1010484 (イントロ)はこちら。つづき…。
それこそ露の散らぬ間に。
←姫路城天守 朝夕に拝みたいもの
夫人が舞臺中央に直り,物語が始まる。
一幕は幸さんがト書き,守若丈が薄と舌長姥,玉雪さんが朱の盤坊,玉朗さんが龜姫,侍女5人,女童3人を担当する。
第一声,薄の守若丈の威厳と気品のある凛としたお声!
玉朗さんは,腰元衆と女童をお一人で。難しい台詞であるが気持ちの優しい女郎花,とぼけた桔梗,しっかりした蜻蛉を演じ分けておられた。龜姫もト書きとおり,二十ばかり,しとやか,残酷,イノセントな姫であった。
決め台詞を受け持つ朱の盤坊の玉雪丈。
「おなかがよくて,お争い,お言葉の花が蝶のように飛びまして,お美しいことでござる。」
そのとおりと納得させていただける安心の台詞回し。二幕に期待。

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2006年11月24日 (金)

シネマ歌舞伎の前売り

Nec_0426 何と言うことはない前売り券だが,写真付きなので買ってしまった。

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2006年11月23日 (木)

天守物語・朗読の会(イントロ)

23日(祝)昼の部を拝見した。H_p53106_2
天守物語・泉鏡花,監修:坂東玉三郎
 天守夫人富姫:玉三郎
 奥女中薄・舌長姥・近江之丞桃六:守若
 小田原修理・朱の盤坊:玉雪
 姫川圖書之助:功一
 山隅九平:幸,猪苗代龜ヶ城龜姫:玉朗

今回の公演では,玉三郎丈は富姫の拵えをし,お弟子さんたちと共に舞臺に立たれた。見台に戯曲を置いての朗読である。装置は青面の獅子頭のみ。

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心中天網島

国立文楽劇場の11月公演,19日(日)夜の部で「心中天網島」を拝見した。
北新地河庄の段
 千歳大夫,清治,住大夫,錦糸
 治兵衛:勘十郎,小春:和生,孫右衛門:文吾,太兵衛:紋豊
天満紙屋内の段
 文字久大夫,喜一朗,千歳大夫,清介
 おさん:蓑助,おさんの母:勘弥,五左衛門:玉也
大和屋の段
 咲大夫,燕三
道行名残の橋づくし
 呂勢大夫,新大夫,団七,団吾

享保5(1720)年10月14日,網島の大長寺(大阪市都島区)で,天満宮之前町の紙屋治兵衛と曽根崎新地紀伊国屋の遊女小春が心中をした。人気浄瑠璃作家の近松門左衛門は,直ちにこれを題材として「心中天の網島」を書き上げ,同年の12月に竹本座で初演した。近松の世話浄瑠璃の中でも最高傑作の一つに数えられる。

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2006年11月22日 (水)

文楽の夕べ・住大夫さんと仁左右衛門丈の対談!

29日夜,大阪厚生年金会館芸術ホールで開催される,日経新聞社主催「文楽の夕べ」に行けることになった。
第一部
対談「上方古典芸能の魅力を語る」
 竹本住大夫v.s.片岡仁左衛門(☆_☆)
第二部
文楽ミニ公演二題
「お園~艶容女舞衣・酒屋の段より~」
「操~絵本太功記・尼ヶ崎の段より~」
 竹本文字久大夫,鶴澤清二郎
 お園・操:桐竹勘十郎さん
鼎談『文楽の女』鑑賞法
 竹本文字久大夫,鶴澤清二郎&桐竹勘十郎さん

対談だけでもご馳走やのにどないしょー。

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2006年11月21日 (火)

吉田玉女さんの記事

911_1 国立文楽劇場11月公演で,「伊賀越道中双六」の大役・唐木政右衛門を品格と力強さで感動的に遣っておられる吉田玉女さん。初春公演では,桐竹勘十郎さんとダブルキャストで「冥土の飛脚」の二枚目・忠兵衛を遣われるとチラシに掲載され)^o^(となっていたところ,東京新聞サイトの伝統芸能ページで,次月国立小劇場公演「義経千本桜」で,玉男師匠から継承した渡海屋銀平実は平知盛を遣う抱負を語っておられた。
クライマックスの碇綱を身に巻き付けて海に飛び込むシーンはさぞやと思いを馳せる。

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2006年11月20日 (月)

初春文楽公演配役表配布

国立文楽劇場に,初春文楽公演の配役表が配布されていた。
全部掲載するべきところだが,主だったところを転記する。
第1部
 花競四季寿 万才・海女・関寺小町・鷺娘
  津駒大夫,寛治他
  大夫:紋豊,才蔵:幸助,海女:清之助,
  関寺小町:文雀,鷺娘:勘十郎
ここまでだけでも聴きたい!見たい!

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シネマ歌舞伎京鹿子娘二人道成寺予告編

Tamasaburo_2 Yokikoto_2 シネマ歌舞伎の公式ページに予告編がアップ
>*0*<キャアアッ。
上演日程も決まったようだ。
映像の編集も期待される。

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2006年11月19日 (日)

国立文楽劇場・心中天網島

国立文楽劇場・心中天網島

文楽公演は昼夜通しを除き,前後半で演目が入れ替わる。寂しいめの夜の部が,人気の心中天網島に変わったので出かけた。実は全段は初めてである。河庄又は時雨の炬燵だけなら,治兵衛さんのとことんのあかんたれぶりが際立つが,通すと和らぐのが不思議だ。
橋づくしのパノラマは人形芝居らしい醍醐味あふれ,曲は唸りたくなる名文。団七さんの三味線も鳥肌。
現代の演出家はこれを越えようと精進しているのだろうか。

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文楽幕見・鬼女は飛んで木の上に!

国立文楽劇場の幕見
国立文楽劇場の幕見は,二等席のサイドブロックの30席を分けてもらう。どーしても清之助さんの木登りが見たくて幕見した。
紅葉狩。相変わらず最初のべーんで鳥肌の寛治師匠。更科姫と維茂はさらなり。立ち回りにスピードと大胆さが増したようだ。左遣いさんがんばれ!
山神の始大夫さんと清五郎さんも爽やかにご登場で好調ぶりが目立った。
舞台中央の松ノ木の下手側に鬼女がすすするっと上がり,見得となる。木の上に上がられるのはおそらく清之助さんだけと思われるが,両手がふさがっていてどのようにしてあがるのか不思議。後ろから見たい。

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上村吉弥丈の今後のご予定

上村吉弥【美吉屋】公式HPのご出演予定が更新されている。
新しいところは以下のとおり。
○大阪松竹座壽初春大歌舞伎 平成19年1月2日(火)~26日(金)
 【昼の部】
  恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
    亀屋忠兵衛   坂田藤十郎
    傾城梅川    片岡秀太郎
    丹羽屋八右衛門 片岡我當
    井筒屋おえん  上村吉弥☆
 【夜の部】
  毛抜(けぬき)
    粂寺弾正    市川海老蔵
    腰元巻絹    中村扇雀
    民部弟秀太郎  上村吉弥☆
○パリ・オペラ座松竹大歌舞伎 2007年3月23日(金)~30日(金) 
 市川團十郎、市川海老蔵、市川亀治郎 他
  紅葉狩
    田毎(たごと) 上村吉弥☆
今から文楽を(紅葉狩と心中天網島)をそーゆー目で見て来ようっと!

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2006年11月18日 (土)

それぞれの「芋たこなんきん」

06imota_d1 2006年度後期のNHK朝ドラは,藤山直美さん主演で,作家の田辺聖子さんをモデルとし,夫婦愛を中心に家族の絆と昭和大阪の人情を描くドラマ。
タイトルの「芋たこなんきん」は,田辺聖子さんがお好きな言葉で小説中にも登場する。これは,女性が好むものという慣用句だが,「芝居蒟蒻芋南京」たこがおまへん,「芋栗南京」そらぁのどつまりますがな,「芝居蒟蒻芋蛸南瓜」ヘルシー嗜好でんな等諸説ある。ネットで調べてみると,井原西鶴の作品の一節,「とかく女の好むもの 芝居浄瑠璃芋蛸南瓜」が出典のようだ。芝居はまだしも,浄瑠璃が消えてるやおませんか。
芋と南京は納得の全国区。蛸焼きは大阪の主食なので,関西バージョンではは外せない。

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2006年11月16日 (木)

雑誌「上方芸能」とはこんなもん

161_1 木津川計氏の著作を紹介したのに,雑誌を紹介しないのは片手落ちということで,今日は季刊の雑誌「上方芸能」である。以下公式紹介文の引用。国立文楽劇場で購入可能なのでお手にとってご覧あれ。
雑誌『上方芸能』は,1968年4月26日に「上方落語をきく会」の会報として創刊されました。当初は落語中心の内容でしたが,徐々に上方(京阪神)の芸能全般を取り上げる雑誌へと進化していきました。
現在では能・狂言,歌舞伎,文楽,日本舞踊,上方舞,邦楽,現代演劇,歌劇,落語,漫才など,幅広いジャンルを毎号取り扱っています。
どれかひとつでも芸能に興味をお持ちの方,関心はあってもまだ情報収集ができないでいる方にも幅広く読んでいただけます。
一読すれば古典から現代まで,上方発の芸能に触れることができ,どんどんその世界にのめり込んでいくこと間違いなしの雑誌です。

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2006年11月14日 (火)

上方芸能と文化・木津川計著

上方芸能と文化
木津川 計著
日本放送出版協会 (2006.3)
通常2-3日以内に発送します。

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2006年11月13日 (月)

京都市交響楽団第494回定期演奏会

Img5 11月13日(月)京都市交響楽団第494回定期演奏会はドボルザークプログラム。
今秋の京都の秋音楽祭のドボコンは2回。一度が本日。23日(祝)には大阪ザ・シンフォニーホールに趙静氏をソリストに迎えて開催される予定。
京都市交響楽団第494回定期演奏会
指揮/デリック・イノウエ Ⅴc/スティーヴン・イッサーリス
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調,交響曲第8番ト長調 「イギリス」
イッサース氏は,情熱的で力強いステップを踏むような演奏をなさる方。ガット弦のストラディバリウスを使用。イメージより鬼気迫らず陽気なエンターテイナーであられた。

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2006年11月12日 (日)

やわらかい生活・寺島さんと豊川さんといえばこちらを先に…。

Yawa やわらかい生活
音羽屋贔屓としては外せない!
原作:絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」,監督:廣木隆一,脚本:荒井晴彦
出演:寺島しのぶ,豊川悦司,松岡俊介,田口トモロヲ,妻夫木聡
ヒロインは35歳。一流大学を卒業し一流企業の総合職として上昇志向の生き方をしてきたが,天涯孤独の無職,メンタルクリニックの患者,両親の保険金暮らしというプー。生活を変えてみようと蒲田にアパートを借り,蒲田の町をテーマのサイトを立ち上げた。それなりの友達もいる。そこへ郷里から,仕事も家庭生活も失敗した従兄弟が転がり込んできた。

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死者の書・川本喜八郎人形アニメ

Dead_1

死者の書・川本喜八郎人形アニメ

川本さん↑サインは人形劇「三国志」,「道成寺」等の実績を持つ第一人者。
折口信夫の最高傑作小説の人形アニメ映画
舞台は花の平城京。天智天皇の皇子・大津皇子の刑死と當麻寺の中条姫伝説を織り交ぜた難解な文学だ。
50年前に刑死し成仏できない皇子(源太風),藤原南家の乙女(娘風)として仏に仕えることを約束された姫。夢幻を彷徨う主人公二人に対し,大伴家持(孔明風)と恵美押勝の対話が平城京の今を語る。

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2006年11月11日 (土)

伊賀越道中双六・素朴な感想2

岡崎から
2時間の大曲,岡崎の段である。
中 竹本三輪大夫・鶴澤清志郎
次 豊竹英大夫・竹澤宗助
切 竹本綱大夫・鶴澤清二郎
切 豊竹十九大夫・豊沢富助
お袖は家に志津馬を連れ帰るが,母(蓑二郎)は,娘は許嫁がある身と退出するよう説得する。主・山田幸兵衛(文雀)が帰宅する。志津馬が盗んだ手紙の受取人が幸兵衛で,股五郎に加勢を依頼する文面となっていたため,とっさに自分が沢井股五郎と偽ってしまう。喜んだのはお袖。股五郎が嫌っていた許嫁だったのだ。
追われる政右衛門が幸兵衛の家へやってくる。二人はかつての師弟であったが,政右衛門は慎重に,かつての名・庄太郎を名乗る。皮肉にも庄太郎に娘婿・股五郎への助力を頼む幸兵衛。すっかりうち解け,師匠の煙草を刻んで孝養を尽くしているところ…。

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伊賀越道中双六・素朴な感想1

岡崎まで
伊賀越えは全十段の大曲だが,柔らかく楽しい場面が,藤川新関の段(引き抜き団子売)である。
弟の敵・沢井股五郎(玉輝)を追う和田志津馬・源太(松香大夫・和生)は,義兄の唐木政右衛門と藤川新関で落ち合い,関を突破しようと待ち合わせている。関の茶屋の娘お袖(つばさ大夫・玉英)は,美男の志津馬を見初める。志津馬はこれを好機と色仕掛けで通してもらおうと…。そこへ飛脚の助平(伊達大夫・勘緑)がお袖に一目惚れ。お袖は,助平に遠眼鏡を見せる。
引き抜きで遠眼鏡中の光景。夫婦の団子売・杵造(幸助)とお臼(清三郎)の舞踊劇に!
この隙に,助平から密書と手形をくすねたお袖は,志津馬の手を取り岡崎の実家へ連れ帰る。股五郎も乗り物で通過した。
竹藪の段(相子大夫・清丈)では,剣豪・唐木政右衛門(玉女)が,間道の竹藪を強行突破している。蛇の目の眼八(玉志)の配下が阻むが難なく切り抜け,舞台は岡崎へ…。

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2006年11月10日 (金)

来年の国立文楽劇場鑑賞教室は勘平さん

1791_3 早くも団体予約が始まる。本公演は閑散としていても,鑑賞教室は激戦だ!
国立文楽劇場 「文楽鑑賞教室」
2007年6月6日(水)〜2007年6月21日(木)
●午前の部:午前10時30分
●午後の部:午後2時
寿柱立万歳
解説/文楽へようこそ
仮名手本忠臣蔵
二つ玉の段/身売りの段/勘平腹切の段

七段目も上演して欲しいものだが,中高生向きでないのかも?

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2006年11月 9日 (木)

「じょうるり西・東」京都市立芸術大学の公開講座

Leaf_l 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの第1回公開講座「じょうるり西・東」で浄瑠璃と常磐津が取り上げられる。
日本を代表する語り物である義太夫と常磐津の演奏者を招き,演奏と解説によってその魅力と本質に迫る。
日時 平成18年11月15日(水)
    午後2時〜午後4時
会場 京都府立府民ホール「アルティ」
    ( 京都市上京区烏丸通一条下ル )

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2006年11月 8日 (水)

文楽の伊賀越道中双六・概論

文楽の伊賀越道中双六

国立文楽劇場の前半夜の部は,「紅葉狩」を追い出し狂言に,大曲「伊賀越道中双六」が上演されている。馴染み深い脇筋・沼津を除き,岡崎を含む重厚長大の主筋だ。
全編の主人公・唐木政右衛門の苦衷と妻お谷の悲嘆を主題に,政右衛門のかつての師匠・幸兵衛の男気の去就を掛け合いに,韻々轟々と響く慟哭の哀歌である。
体調を整えないと過呼吸になるゾ。

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2006年11月 7日 (火)

宝塚歌劇宙組次期主演男役に大和悠河さんが内定

公式で本日発表になっている。大和さんは,くるくる動く瞳で表情豊か。活きの良いキャラクターだが,どうしてどうして的確な演技派。難しい役どころをリアリティある人物造形と説得力ある行動原理で見せて下さる方なので,良い脚本にめぐり合えますように…。アルセーヌ・ルパン?よし!

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文楽の紅葉狩

Nec_0411 今月の国立文楽劇場夜の部は,伊賀越道中双六の後,華やかな紅葉狩を配している。5日拝見したので,早速エントリを記述する。
ご出演は次の通り(順不同,敬称略)



紅葉狩
更科姫 竹本津駒大夫   吉田清之助  鶴澤寛治
維茂   豊竹咲甫大夫   吉田勘弥   鶴澤清志郎
山神   豊竹始大夫    吉田清五郎  鶴澤清馗
腰元   竹本貴大夫    桐竹紋秀   鶴澤龍聿(琴)
腰元   竹本文字栄大夫 桐竹蓑紫郎  鶴澤寛太郎(琴)

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2006年11月 6日 (月)

船場言葉で文字アート・北船場くらぶの取組

8eo89z838983c83i8393 昨日,国立文楽劇場に出向き,大阪言葉を洪水のように浴びたので船場の子の地金が出てきた。義太夫は船場言葉や。ここらで船場のエントリを…。
花餅屋廼徒然書附帖の大夫元さんにご紹介頂いた産経関西11月4日付け記事で紹介されていた北船場ウォールアートプロジェクトについて記述する。
大阪市中央区の元北浜三越百貨店跡地で現在建設工事中のマンションの仮囲いに,地元の経営者らでつくる「北船場くらぶ」が,船場言葉でアートシールを作成して彩っている。
船場言葉とは,「かんにんしてや(ごめん)」,「べっちょーない(別条ない)」,「たんたん(風呂)」など船場商人らが培ってきた柔らかい言葉である。公式ページ

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2006年11月 5日 (日)

大阪文楽観劇会・国立文楽劇場

P1010601 11月15日(日),株式会社イヤホンガイド主催の文楽鑑賞会に参加した。国立文楽劇場夜の部伊賀越双六道中・紅葉狩の上演前に,吉田幸助さんの文楽人形のネタバレ実演とバックステージツアーが付いたもの。イヤホンガイド解説者の高木秀樹さんのお話もあった。左遣いは吉田玉勢さん,足遣いは吉田玉誉さん。石橋から飛んだお三方。今日は滅多にない女形で。ウフフ…オホホ…。ちゃんと書かんかい(``)/゙オマイナァ!!

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2006年11月 4日 (土)

京鹿子娘二人道成寺がシネマ歌舞伎に!

シネマ歌舞伎の次回作は,京鹿子娘二人道成寺と歌舞伎美人公式サイトに掲載されている。平成18年2月に歌舞伎座上演されたもののようだ。
出演:坂東玉三郎,尾上菊之助 
東京は1月,大阪は3月,京都は4月とあるので楽しみに待つこととする。

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一葉記念館リニューアルオープン

061010_itiyou 11月1日(土),東京都台東区の樋口一葉記念館が,リニューアルオープンしたという。旧記念館は,一葉が雑貨商を営み,たけくらべの舞台となった竜泉寺かいわいの皆さんが業績を残そうと区に働きかけ,1961年にオープンした。木造2階建ての建物が老朽化し,昨年より同じ場所で建て替えを進めていた。公式サイトはこちら
命日の11月23日を中心にイベント多数。
書く女の一座は,命日の11月23日(祝),山口県情報芸術センターの14:00公演で,全ツアーの大楽となる。公演の成功はもはや確定しているのでご無事を祈る。見たいゾ。

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待合室他

336_2 富司純子さんと寺島しのぶさんの母娘共演で話題となっている映画「待合室」がリリースされる。渋谷のユーロサイト,銀座のテアトルシネマは本日からだが,関西は12月のようだ。犬神家や愛ルケと同時期かも。
母子共演の犬神家の一族といえば,10月29日,東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールでレッドカーペット・イベントが開かれ,クロージング作品「犬神家の一族」(市川崑監督)に主演した石坂浩二さん(65),松嶋菜々子さん(33)ら主な出演者が集合したとあった。毎日新聞の記事はこちら
肝心要の尾上菊之助丈はこんな感じ←の素敵なマスクのお姿で…。

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2006年11月 3日 (金)

書く女・二兎社 in Otsu

11月3日(祝),滋賀県立びわ湖ホールで観劇した。
寺島さんの記事はこちら,劇評はこちら
作・演出:永井愛,美術:太田創,照明:中川隆一,音響:市来邦比古,衣装:竹原典子,舞台監督:三上司,演出助手:浅沼一彦,所作指導・都々逸:藤間藤三郎
出演:樋口夏子(一葉)・寺島しのぶ,母たき・八木昌子,妹くに・小山萌子,田辺龍子・石村実伽,伊藤夏子・粟田 麗,野々宮菊子・江口敦子,半井幸子・小澤英恵
半井桃水・筒井道隆,斉藤緑雨・向井孝成,平田禿木・中上雅巳,馬場胡蝶・杉山英之,川上眉山・細貝弘二

樋口家は元士族。父と長男が死去,次男が出奔し,夏子は母と妹と3人で針仕事をして生計を立てていた。歌塾で頭角を現した18歳の夏子は明治24年,作家として立とうと,朝日新聞記者で連載小説も執筆している半井桃水に弟子入りする。美男の桃水に淡い恋心を抱くが,心ない噂に別れを余儀なくされる。
小説は少しずつではあるが,評価を得はじめた。時代は,日清戦争に勝利し,大陸侵略へと軍国色を強めようとしている。文壇も国粋色に染まろうとするなか,一葉には進歩的な作家や編集者の友人もできる。
しかし,樋口家の生計は,小商いにも失敗し,赤貧を極める。一葉は,吉原,丸山と遊郭で働く女性たちを見つめながら,独自の視点で精力的な作家活動に邁進し,高い評価を得つつあったが,病に倒れる。

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デスノート the Last name

デスノート the Last name  Death Note the Last name
監督:金子修介
出演:藤原竜也,松山ケンイチ,戸田恵梨香

死神リュークから手に入れた名前を書くと死ぬデスノートを武器に,犯罪者を粛正し続ける法学生・夜神月(ライト)に,ICPOと警視庁はL(エル)という謎の天才を捜査チームのリーダーに据え,捜査網を月まで伸ばしてきていた。月の目的は,犯罪のない平和な世界を築きその新世界の神となることで,阻む者は父も含めて敵だった。
後編は,第二の死神レムとキラⅡの出現に始まる。救世主の出現と煽るマスコミ。謀略を弄してLの本名を探り出し,殺そうとする月に翻弄され命を落とす人々。Lと月の父も死力を尽くしての全面対決となるが,不確定要素から思わぬ結末へ…。

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2006年11月 1日 (水)

静岡市の大御所家康公の居城・駿府城東御門と巽櫓

大御所家康公の居城・駿府城東門

静岡市の駿府城。神君家康公が西国の大名たちに命じて普請させたもので,平城だが三重の堀がある。東御門は,枡形の平面計画を持つ守りの固い門。
平成になって復元され,歴史的景観が整った。

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瀬戸内寂聴さんの新作浄瑠璃「義経街道娘恋鏡」が初演

大入り!文楽手帖のツチ子大夫さんが素敵な記事を紹介されている。
asahi.com徳島,と徳島新聞に10月29日,「第22回国民文化祭・とくしま2007(おどる国文祭)」のプレイベントで,瀬戸内寂聴さん書き下ろしの人形浄瑠璃「義経街道娘恋鏡」が初演されたとある。
物語は,源平の合戦で源義経一行が小松島に上陸した「義経伝説」に基づく。瀬戸内さんは,生家に伝わる伝説から,義経をかばって手傷を負い,徳島にとどまることになった若武者と庄屋の娘と恋物語を書き上げられた。
演じるのは,勝浦町の勝浦座と徳島市の大谷旭源之丞座の約40人で,勝浦町出身の文楽人形遣い・吉田文司さんの指導の下,半年間にわたって稽古を積んできた。

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