ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男
ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 STONED
監督:スティーヴン・ウーリー
出演:レオ・グレゴリー,パディ・コンシダイン,デヴィッド・モリッシー,ベン・ウィショー
1969年7月3日,ローリング・ストーンズの創始者でギタリストのブライアン・ジョーンズが自宅のプールで変死した。自由と放埒を謳歌した’60は,シンボルの消滅とともに終焉した。今も語り継がれる謎の死。封印され続けた最大のスキャンダルが明らかになる。
ブライアンは,19歳でロンドンに移り,ミックやキースとバンド“ローリング・ストーンズ”を結成。彼はカリスマとしてストーンズを牽引する存在であった。その頃,ミュンヘンで女優アニタと出会い恋仲となる。真摯にR&Bを追求するブライアンは,「俺たちはビートルズになる気はない。」と宣言するが,人気は世界的なものとなり,全米ツアーが続く。ドラッグ,酒,女,暴力,奇矯な行動,制作の行き詰まり,そして孤立。ミックやキースがリーダー・シップをとるようになり,ブライアンは解雇される。歴史はこちら
ブライアンが,ミックが,キースが若き日の姿でスクリーンに…。
それだけでいい。もはや神に近い存在の彼。人間としての彼の真実,死の真相…。
知る必要はない。あれからまもなく40年,ストーンズは君臨し続ける。
Happiness is boring!
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コメント
>つどいさま
>ストーンズは今に至るまで,その時代のニオイを維持している希有な集団であると思っています.
ストーンズの真骨頂はツアーにあり!暴動,銃撃,死傷者続出は起こって欲しくないですが,観客側にも命懸けの心意気は継承されています。ここでこの日に死んでもかまわないと言わしめるコンサートです。
さて,映画。伝記映画の内包する限界なのですが,ミックを演じられたルーク・デ・ウルフソン氏より本物の方がカッコ良かったですので,レオ・グレゴリー氏より,ブライアンは美しかったと思われます。一度は拝みたかったものです。
投稿: とみ | 2006年9月 3日 (日) 18時42分
1969年.7月.私はこの月のこと,この年のことをかなり克明に記憶しています.
その時,私は受験生でした.
69年1月には東大安田講堂の攻防戦がありました.
世界中が騒然としていた,丁度その時にブライアンがプールで死んだニュースを雑誌で読み,それはもう大きなショックを受けたことを覚えています.
同じ雑誌にベトナム戦争において米軍が住民虐殺を行った記事もあり,これも衝撃を受けました.
音楽も映画も演劇も,既成の枠を解体することが前衛だと信じられていました.
ストーンズは今に至るまで,その時代のニオイを維持している希有な集団であると思っています.
投稿: つどい | 2006年9月 2日 (土) 23時09分