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2006年7月

2006年7月31日 (月)

明日から福井さんがラム・タム・タガー

明日から福井さんがラムタムタガ

是非もなし。
画像は最近ゲットしたアメショーのピンブローチ。
福井さんとは,劇団四季の遊撃手。歌よし,姿よろし,ダンスよろしの俳優・福井晶一さん。主としてキャッツのマンカストラップとアイーダのラダメスが持ち役。

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明日は八朔(はっさく)

Nemu1_1 八朔(はっさく)とは八月朔日の略で,旧暦の8月1日のこと。
夏暖簾が美しい祇園町では,正装した芸妓さんや舞妓さんが御茶屋の女将さんや習いごとの師匠に挨拶をしてまわる。
この頃,早稲が実るので,初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから田の実(たのみ)の節句ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ,公家や武家でも日頃の恩を感謝し,主家や師匠方に贈り物をするようになったという。今日の中元の起こりでもある。

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2006年7月30日 (日)

歌舞伎座,29日にマイ千秋楽

歌舞伎座、29日にマイ千秋楽

今月は悔いなく観劇した。この日はお世話になっているブロガー様,非公式贔屓サイトの店子仲間様にお目にかかることができ,ご縁に感謝した。
楽しそうな皆様のお話を伺うにつけ,歌舞伎が生活文化としてお江戸の町に息づいていることを実感する。ハレの場ではあるが日常からそう遠くない。
とはいえ,観劇は一期一会。田舎者,余生の少なめの者はなおさら。悔いなく見切れるよう皆様にお教えを乞いながら,暴走に歯止めをかけることとする(気持ち…)。

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朝日新聞「愛の旅人」に法善寺と夫婦善哉の記事が掲載

Nec_0281 朝日新聞7月29日(土)朝の「愛の旅人」(いかがわしげなタイトルだが記事は硬め)に,国立文楽劇場で上演中の夫婦善哉ゆかりの法善寺横町界わいの記事が掲載されている。2組の夫婦の明暗が切ない。
夫婦善哉のモデルは,作者の織田作之助の2番目の姉千代とその夫とされている。二人は添い遂げ,小説のヒットと共に商売も繁盛したという。
しかし,織田作之助は,大恋愛の末結ばれた妻一枝に依存し,肉体的精神的虐待の末,31歳という若さで病死させた。その3年後に作之助も大吐血し,あとを追う。
短い生涯の織田作であったが,追慕する人は多く,来年の没後60年に向け映画化が計画されているという。織田作が愛してやまなかった大阪の女たち。献身という棹のみで愛の小舟をかって世間を渡る彼女たちへのノスタルジーとオマージュが込められているのであろうか。

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瓜生山歌舞伎開催の京都芸術劇場

瓜生山歌舞伎の京都芸術劇場

瓜生山に亀治郎丈の夏が帰ってきた。春秋座で29日~31日まで亀治郎の会が開催中。演目も澤瀉屋ゆかりの「奥州安達原・袖萩祭文」と新演出・宙乗り決行の「松廼羽衣」。志の高さに打たれる一番である。丈は,2002年にこの地で会を立ち上げ,3回を限りに昨年は東京に移したが,今年からは大学主催となる。
共演には父君段四郎丈をはじめ,この演目をかけるための当代のベストキャストが集結した。。

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2006年7月28日 (金)

北斎と広重展の京都文化博物館

北斎と広重展の京都文化博物館

原安二郎氏の個人コレクション。肉筆を含め初公開のものも…。三条通のこのカフェテラスでは熱中症必至。熱い活動が結実し素敵な賞を勝ち取られた。
「人間力大賞」に京都の太田さん
JC まちづくり活動を評価

おめでとうございます。

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2006年7月27日 (木)

文楽夏休み特別公演第3部夫婦善哉

1162_4 23日夜の鑑賞。
国立文楽劇場の夏は3部制で,夜は社会人のための文楽教室。開演も夜7時だ。今年は初演から50周年という記念の年にあたる織田作之助原作,石濱恒夫脚色の「夫婦善哉」。無念なことに作曲の野澤喜左衛門さんはこの6月18日に,60代の若さでご逝去された。心よりご冥福をお祈りする。
解説 おおさかの人びとそして文楽
竹本文字久太夫,演出家・竹本浩三
大正から昭和にかけての風俗を活写した大阪を代表する大衆作家・織田作之助とその時代をお二人が自在に語る。織田作没後60年,石濱三回忌の追善興行でもある。新作といえども,大阪大空襲で消失した大阪中心市街地の風俗と文化は,今の大阪人にとっては古典に等しい。失われた言葉,生活習慣など単なるノスタルジーに終わらせず,世界文化遺産文楽と共に大阪の心を次世代に継承しなければならないと熱い思いがほとばしる。
夫婦善哉
北新地曾根崎茶屋染太郎の段
上塩町がたろ横町一銭天婦羅天たねの段
高津日本橋筋黒門市場裏二階間借りの段
下寺町電停前カフェーサロン蝶柳の段
千日前法善寺横町めおとぜんざいの段
柳吉 桐竹勘十郎
蝶子 吉田和生
種吉 吉田玉女
金八 吉田勘弥
豊竹嶋太夫 鶴澤清介

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2006年7月26日 (水)

文楽「仮名手本忠臣蔵」NHK芸術劇場で放映

1298_3 7月30日(日)夜10時,NHK教育テレビ芸術劇場で文楽「仮名手本忠臣蔵~五段目・六段目~」が放映される。市川亀治郎丈の保名もという豪華な番組構成\(^O^)/
お軽ちゃんの綺麗なチラシありませんかと国立文楽劇場のチケットカウンターで尋ねたが,大星由良之助バージョンのみであった。

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2006年7月25日 (火)

文楽夏休み特別公演第2部名作劇場

23日(日),大阪松竹座昼の部は,全ての役者さんが舞台に登場するのを見届け,釣船三婦内の場,義平次を追って走る団七の心で,国立文楽劇場へ走る。文楽は内本町道具屋の段を上演中である。リンクは公演成功祈願の高津宮詣。蝶子と柳吉っつぁんも…。

夏祭浪花鑑
住吉鳥居前の段  
内本町道具屋の段 奥 豊竹咲大夫 鶴澤燕三
釣船三婦内の段  切 竹本住大夫 野澤錦糸
長町裏の段 団七 竹本綱大夫 義平次 豊竹英大夫 鶴澤清二郎

Nec_0269 団七九郎兵衛 玉女
一寸徳兵衛 玉輝
三河屋義平次 玉也
釣船三婦 文吾
徳兵衛女房お辰 蓑助

時間を団七と徳兵衛が袖を交換し合ったところまで戻す。
団七は大坂で魚売りを始め,団七の世話で磯之丞は内本町の道具屋に奉公しているが,ここでも店の娘お中と恋仲になる。番頭の伝八は,小悪党義平次と共謀し,店の金を騙し取り,磯之丞の落ち度とする。磯之丞は,団七の機転で一旦窮地を脱したものの,仲買人を殺害し,娘を連れて逃げる。
で,釣船三婦内の段で,もう琴浦とじゃらじゃらとなる。三婦は,罪を自害した番頭になすりつけ,磯之丞をかくまっているわけだ。話が繋がった。なんでこんな磯之丞を匿わんならんねん(怒)。
冷静に冷静に…。

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2006年7月24日 (月)

坂田藤十郎襲名披露興行七月大歌舞伎 昼の部

坂田藤十郎襲名披露七月大歌舞伎昼の部を23日(日)観劇した。
信州川中島輝虎配膳
三国志演義を本歌とする近松門左衛門の時代浄瑠璃で,傾城反魂香と対を成すストーリー展開。
長尾輝虎(我當丈)は,武田の名軍師山本勘助を召し抱えようと,勘助の母越路(竹三郎丈)と嫁お勝(秀太郎丈)を,勘助の妹唐衣(孝太郎丈)と婿直江(進之介丈)をつてに屋敷に招き饗応するが…。
老母の気丈さと,吃音のお勝が琴を弾きながら語る真情が見所。短気な輝虎は愛すべきキャラクターで,直江は清廉で冷静。上方若衆の近従が眼福。幕開けを飾るに相応しく上方歌舞伎の実力を見せつけるさわやかな舞台。お膳蹴飛ばす竹三郎丈のばー様がカッコよい。
Nec_0267 連獅子
成駒屋の連獅子。祖父(藤十郎丈)とお孫さん(壱太郎丈)で舞って話題となったが,今回は父子。仔獅子は15歳。小顔にこぼれ落ちそうな大きな瞳。勢いは誰にも止められない。親獅子(翫雀丈)も情愛溢れて素敵だった。間狂言はおかし味のある修験者(愛之助丈)。
しかし,松羽目睡魔症候群の発作は避けることが出来なかった。

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第一回「若伎会」絵本忠臣蔵義士銘々伝が開催される。

第一回若伎会絵本忠臣蔵が開催

大阪松竹座内のポスターによる。上方歌舞伎会卒業生の会。9月16日(土)4時半,17日(日)11時,4時。御堂会館。8月5日チケット発売とある。

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2006年7月23日 (日)

夫婦善哉の法善寺

夫婦善哉の法善寺

大阪市中央区,大阪松竹座からほど近い法善寺。夫婦善哉があった建物は焼失したため,現在工事中。家内安全を祈願する善男善女の参詣と煙が絶えない。

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2006年7月22日 (土)

それは,姫路の富だもの。

Photo_4 ブログ開設以来初めて持ち物の自慢をさせて頂くことをご容赦願いたい。
観劇の楽しみのひとつに,公演グッズがあるが,ワタクシは,公式グッズではなく,何かささやかな物を見立てる。一昨年「与話情浮名横櫛」が大阪松竹座でかかったときに調達したのがこれ。
今月はこれを「天守物語」グッズと見立て楽しんでいる。

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2006年7月19日 (水)

夏の浪速で夏祭浪花鑑と連獅子が…。

まもなく夏休み。7月21日より26日の間,夏祭浪花鑑と連獅子が歌舞伎と文楽で競演となる。主な配役の比較を行ってみた。豪華で贅沢で楽しい。お囃子の違いも興味深い。
歌舞伎・大阪松竹座   文楽・国立文楽劇場
連獅子(12:00)         連獅子(17:00?)
親獅子の精 中村翫雀    雄獅子の精 清之助
子獅子の精 中村壱太郎   雌獅子の精 蓑次郎
修験者 愛之助         子獅子の精 浩助

夏祭浪花鑑(14:00)      夏祭浪花鑑(14:30)
序幕 住吉鳥居前の場    住吉鳥居前の段
                  内本町道具屋の段
二幕目釣船三婦内の場   釣船三婦内の段
大詰 長町裏の場       長町裏の段

団七九郎兵衛 藤十郎    団七九郎兵衛 玉女
一寸徳兵衛 仁左衛門    一寸徳兵衛 玉輝
団七女房お梶 時蔵     団七女房お梶 紋豊
三河屋義平次 段四郎   三河屋義平次 玉也
釣船三婦 我當        釣船三婦 文吾
徳兵衛女房お辰 菊五郎  徳兵衛女房お辰 蓑助

7月21日朝,加筆しました。
ハヌルさま,cocoさまより素晴らしい新聞記事のご紹介を頂いたのでリンクを…。
お写真を拝見すれば確実に熱くなる。
高津宮の大祭に文楽の団七も参加とか。

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07月19日の獅子丸占い(BlogPet)

獅子丸が占ってあげるね。

今日は「玉三郎丈運悪し」だよ。

鬼次郎とお玉三郎丈夫婦は,一途さが溢れて良い芝居になっているでしょう。


*このエントリの獅子丸占いは、BlogPet(ブログペット)の「獅子丸」が書きました。

獅子丸は,お京に玉三郎丈が出演して欲しいと思っているらしい。

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2006年7月18日 (火)

寡黙な黒猫・雲霧丸を置いてみました。

寡黙な黒猫といえばミストフェリーズ。和名を雲霧丸としたが,蜘蛛切丸と同じ音でなかなか…。ちょっと獰猛かも。

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2006年7月17日 (月)

千歳百歳に唯一度,たった一度の恋だのに(富姫)

27 天守物語
大正6年9月「新小説」初出。
演出:成井市郎・坂東玉三郎,美術:小川富美夫,照明:池田智哉
天守夫人富姫:坂東玉三郎,姫川図書之助:市川海老蔵,近江之丞桃六:市川猿弥,奥女中薄:上村吉弥,小田原修理:坂東薪車,亀姫:市川春猿,十文字ヶ原朱の盤坊:市川右近,茅野ヶ原舌長姥:市川門之助
武田播磨守五十万石の居城,秋の美しい日の白鷺城。青面の獅子頭が祀られる天守が,妖怪の長・天守夫人富姫(玉三郎)の住処。
富姫の妹分亀姫(春猿)が眷属を率いて鞠つきに訪れる。土産は播磨守の兄弟で猪苗代亀ヶ城の城主武田衛門之介の首というご馳走だった。富姫は播磨守の白鷹を奪い,亀姫への土産とする。
日没。白鷹をそらせた咎により切腹を賜った鷹匠・姫川図書之助(海老蔵)が天守に登ってくる。涼しい言動と凛々しい姿に心奪われた富姫は,図書に天守を訪れた印の兜を与え帰しはしたものの,心は再会を願っていた。兜を持参したことから図書は謀反の嫌疑を受け,三度天守に登る。人間の手にかかるより富姫の手にかかりたいという図書の言葉に二人の恋は燃え上がる。しかし,家臣団に攻め込まれ,獅子頭の目を傷つけられたため,天守の妖怪たちは目が見えなくなる。共に死を覚悟した二人の前に,老工匠がどこからともなく現れる。

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2006年7月16日 (日)

平幹丈のオセロー

Save0013 2006年9月~2007年4月
幹の会+リリック プロデュース公演
オセロー

2006年9月~2007年4月
東京グローブ座(11月2日~8日)
全国公演
W.シェイクスピア,小田島雄志訳
演出:平幹二朗
出演:平幹二朗,平岳大,三田和代,榛名由梨,坂本長利,勝部演之,西山水木
何度も拝見した気になっているが,まだ3度目とか。全国公演があるが,公式ではまだ明らかになっていないので気が揉める。東京グローブ座も久々に寄ってみたい気もするが…。

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私は女に生まれました,ほこりと果報を,この人によって享けましょう(縫子)

1 山吹
大正12年6月「女性改造」初出,監修:坂東玉三郎,演出:石川耕士,美術:前田剛,照明:池田智哉,衣装:坂東玉三郎
辺栗藤次:中村歌六,島津正:市川段治郎,縫子:市川笑三郎

修善寺温泉の裏路。遅咲きの桜と山吹の季節。
洋画家の島津(段治郎)は,思い詰めた表情の美しい夫人(笑三郎)に,訳あって追われる身,死ぬ覚悟ができるまで,妻と偽り同道して欲しいと請われる。正が悪戯はご容赦ときっぱり断ると,夫人は,傍らで泥酔している老人形遣い(歌六)に,のぞみを一つ叶えてあげようと声を掛ける。
老人は,若い日の罪滅ぼしに美しい女人に折檻されたいとのぞみ,快諾した夫人は傘で散々に打ち据える。願わくは朝晩打たれたいと請う老人。
尋常でない二人の様子に止めに入った正に,夫人は,実は娘の頃から貴方を慕っていた料亭の娘「縫子」であると告げ,婚家の子爵家を飛び出し追われていると身の上を述懐する。
醜悪な死を忌避し,生きる意味を老人形遣いとの道行きに見出す縫子に,正はかける言葉がなかった。

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2006年7月15日 (土)

坂田藤十郎襲名披露興行七月大歌舞伎

7月8日(土)に夜の部を観劇した。さっぱり口当たりの良い楽しさで保存がきくため,本日となった。藤十郎丈の気迫と公演の華やかさについては先に報告済み。
一條大蔵譚 檜垣・奥殿
平家の世。源義朝の愛妾だった常盤御前(秀太郎丈)は,平清盛の思い人となった後,評判の阿呆・一條大蔵卿(仁左衛門丈)に下された。日々遊び興じる常盤の噂を聞き,忠臣吉岡鬼次郎(愛之助丈)と妻お京(孝太郎丈)は,常盤の本心を探りに屋敷奉公するため,狂言師となって天真爛漫な卿の気を引く。
出仕は首尾良く叶ったが,聞きしに勝る常盤の放埒振りに,鬼次郎は常盤を打擲する。実は卿の屋敷には平家方の間者(團蔵丈)も潜伏していた。そのとき阿呆のはずの大蔵卿が颯爽と登場する。
人気狂言なので名優も若手も大蔵卿を演じておられるが,仁左右衛門丈は,高貴且つ上品で,都の公家らしさ一杯。笑顔がつくり阿呆とは見えない無防備さで観客まで引き込まれる。
鬼次郎とお京夫婦は,一途さが溢れて良い芝居になっている。
しっかし,ワタクシも含む大方の観客は大蔵卿のお茶目な表情や仕草から目が離せない。床几から転げ落ちるのを見届けなくてはならない。引っ込むまでお悪戯と綺羅〜んとした正気の場面があるので余所見は禁物。
奥殿後半のマジの場面でもごちそうの阿呆フェイスを散りばめて頂けるのでやはり瞬き禁止。結局,仁左右衛門丈のご尊顔しか拝見できなかった(m_m)。

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2006年7月14日 (金)

その,顔のお綺麗さ,気高さ,美しさ,目の清しさ,眉の勇ましさ(美女)

18 毎日この台詞を唱えてはため息をつく。ほとんど魂はクラゲ,脳はウニになってしまった。
海神別荘

大正3年12月「中央公論」初出,演出:戌井市郎・坂東玉三郎,美術:天野喜孝,装置:中島正留,照明:池田智哉,ハープ演奏:朝川朋之(天野氏の公式ページに,衣装や装置等デザイン画が搭載されている。必見。)

美女:坂東玉三郎,公子:市川海老蔵,女房:市川笑三郎,沖の僧都:市川猿弥,博士:市川門之助

海底深くにある琅扞殿では,若く美しい公子(海老蔵)が新妻として陸から輿入れする美女(玉三郎)を待っている。美女は,父親の貧しい漁師が,海の幸と引き替えに小舟に乗せて沈めるという契約により差し出された娘だった。
恐れながらも海底に着いた美女は,贅を尽くした宮殿の女主として迎えられる嬉しさと虚栄心を抑えきれず,陸の父親に一目生きていることを知らせたいと公子に許しを請う。
「人間の目には蛇身としか見えない。」と止める公子に我が儘を通して陸に上がるが,大蛇として追われ,海底に逃げ帰る。
公子の逆鱗に触れた美女が公子の手により死を望んだ刹那,公子の真の心に触れ,莞爾と微笑む。

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2006年7月13日 (木)

泉鏡花占い

H_p53106 泉鏡花リンクでこのような泉鏡花占いというのを発見。生年月日を入力すると,鏡花作品の代表的なヒロインたちのなかから,12タイプを紹介するという。
どれがきても満悦!
富姫,美女,白雪もある。ワタクシは富姫ではなく美女だった。少しザンネン。

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恋には我身の生命も要らぬ(白雪)

66710 7月9日(日),七月大歌舞伎(in歌舞伎座)を昼夜通しで拝見したので少しずつまとめる。
夜叉ヶ池
大正2年3月「演劇倶楽部」初出,監修:坂東玉三郎,演出:石川耕治,美術:中島正留,照明:池田智哉
百合&白雪姫:市川春猿,萩原晃:市川段治郎,代議士穴隈鉱蔵:坂東薪車,湯尾峠の万年姥:上村吉弥,文学士山沢学円:市川右近
越前三国岳の麓の琴弾谷。村は旱が続き,死人が出ていた。旅人の学円は,3年前に物語を求めて旅に出て,行方知れずになった親友晃に再会する。晃は,先代鐘楼守の孫の百合を妻とし,1日3度鐘を撞くという夜叉ヶ池の竜神との約定を果たす当代の鐘楼守となっていた。
一方,夜叉ヶ池の主白雪は,白山の千蛇ヶ池の恋人のもとへ飛び立たんとし,里を水底に沈めようとしていたが,鐘楼守夫婦の深い愛と信心に免じ思い止まる。
しかし,その夜,百合を雨乞いの生け贄にしようと,心無い村人が押しかけ,晃と争う。学円も加勢するが多勢に無勢。夫婦は遂に死を選ぶ。
そのときが鐘を撞くはずの丑三時だった…。

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2006年7月 9日 (日)

歌舞伎座・坂東玉三郎丈の泉鏡花

歌舞伎座・坂東玉三郎丈の泉鏡花 歌舞伎座・七月大歌舞伎を通しで観劇。坂東玉三郎丈が紡ぎだす泉鏡花の世界。美しい心のありようが,変化のものたちの世界に仮託し,ピュアな出演者たちにより表現されていて心洗われるものとなっている。

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2006年7月 8日 (土)

坂田藤十郎丈渾身の京鹿子娘道成寺

Nec_0214_2坂田藤十郎丈渾身の娘道成寺
7月8日(土)は夜の部のみ観劇した。道頓堀はごった返し,大阪人の娯楽に対する旺盛な意欲に圧倒される。
写真は,ロビーに飾られていた坂田藤十郎丈の京鹿子娘道成寺の画像。
夜の部は幹部俳優列座の口上はないが,京鹿子娘道成寺のなかで口上が行われる。藤十郎丈好みの素晴らしいお衣装,丈の渾身の舞,上方歌舞伎の復権に懸ける情熱は必見。ファミリーの結束,上方歌舞伎の明日を担うらぶりー&ぷりてぃな所家さんたちにも注目!

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夏祭浪花鑑の高津宮

Nec_0213_1 夏祭浪花鑑の高津宮
今年の七月は,国立文楽劇場と大阪松竹座,同時に「夏祭り浪花鑑」が掛けられる。少し先になるが,双方鑑賞する予定である。
その舞台となった高津宮(大阪市中央区高津一丁目)。都心に存在するのが不思議なほど静かな高台となっている。7月17日と18日が,物語のクライマックスで,浪花の夏の風物詩の一つである大祭が行われる。神社は,寄席や富くじも有名で,娯楽の殿堂といったところ。近くには曾根崎心中で有名な生玉神社もある。
これまでに,公演の成功を祈願して,多くの芸人さんたちが訪れている。現在襲名披露興行中の坂田藤十郎丈も参っておられる。

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次の雪組公演のポスターが宝塚公式ページに…。

Foer025 朝海ひかるさんと舞風りらさんのさよなら公演のポスターがアップされている。作者の植田景子さんのこだわりが感じられる綺麗な画像である。左はイメージ

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2006年7月 6日 (木)

国立文楽劇場11月公演の演目

11月公演,発表になっているようです。
期間 2006年11月4日(土) ~ 2006年11月26日(日)

●第1部=午前11時
 心中天網島
  北新地河庄の段 天満紙屋内の段 大和屋の段 道行名残りの橋づくし
●第2部=午後4時
 伊賀越道中双六
  藤川新関の段 引抜き団子売 竹藪の段 岡崎の段 伊賀上野敵討の段
 紅葉狩

主な出演者 竹本住大夫,鶴澤寛治,吉田簑助,吉田文雀ほか

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能☆成分解析をしてみました。Blog Petの背景も能舞台に…

申し遅れましたが,少し前にBlog Petの環境を整備し,遊びに来ていただけるようにしました。背景も,The有頂天ホテルのエンディング風から,薪能の舞台に変えました。
勢い余って,「それは風が決めることだから…」の紅緒さまのお宅で拝見した能☆成分解析をしました。

能☆成分解析によるとみの解析結果
とみの76%は「景清」ので出来ています
とみの12%は「現在七面」の蛇で出来ています
とみの6%は「鉄輪」の丑の刻参りで出来ています
とみの3%は「小袖曽我」の母で出来ています
とみの3%は「巻絹」の巻絹で出来ています

かげきよ!な成分ですが,獅子丸ともどもよろしくお願いいたします。

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2006年7月 3日 (月)

メタル・マクベスに酔いつぶれた昨日

Metala 昨日は,☆新感線に酔いつぶれてしまった。不覚。改めて…。
2日(日)大阪厚生年金会館大ホールで「メタル・マクベス」を観劇した。
概要は以下のとおり。
原作:W・シェイクスピア(松岡和子翻訳版「マクベス」より)
脚色:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
キャスト:ランダム・スター・内野聖陽,レディ・ランダムスター・松たか子,レスポールJr.・森山未來,グレコ・北村有起哉,エクスプローラー・橋本じゅん,レディグレコ・高田聖子,パール王・粟根まこと,レスポール王・上條恒彦
右近健一,逆木圭一郎,河野まさと,村木よし子,インディ高橋,山本カナコ,礒野慎吾,吉田メタル,中谷さとみ,保坂エマ,皆川猿時,冠徹弥(ヴォーカル),村木仁,川原正嗣,前田悟他
演奏:Metal Macbeth Group

2206年,最終兵器の多用により世界は荒廃し,果てしない戦が続いていた。勇将ランダム・スターの働きにより,レスポールの勝利は確実となった。帰路を急ぐランダム・スターと朋友エクスプローラーは,泉のそばで,1980年代のトレーナーを着用し,カレーを煮る醜い三老婆に出会う。老婆がくれた時代物の記憶メディア(CD)は,1980年代に音楽界の覇権を狙った野心的なヘビメタグループ「メタル・マクベス」のアルバムであった。ランダム・スターはグループのリーダー・マクベス内野と自身の符合に驚愕し,王権を簒奪せよとの啓示と受け止める。

沙翁マクベスの世界に,幻影の1980年代と現実の2200年代を入れ子のように綯い混ぜた趣向を凝らし,RPG的プロットと少年向けノベルスや劇画のテイストをふりかけ,ヘビメタ音楽劇仕立てで,演出はライブの技術を駆使し,娯楽の集大成として分厚いエンタテイメントに仕上がっている。
シェイクスピア劇フリーク,クドカン好き,☆新感線好き,ロック好き,各俳優さんのそれぞれのご贔屓,どこから切ってもおいしく満足感,お得感一杯。

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2006年7月 2日 (日)

☆新感線メタル・マクベス

☆新感線メタル・マクベス

本日の観劇。現代演劇界の才能を結集した祭典。ライブの技術や美術が贅沢に駆使されていて、高揚感が凄い!なんで☆新感線だけしかでけへんねんとつぶやく…。大音量は効く。サッカーも堪えてきた(☆。☆)。

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