湯島の旧岩崎邸庭園
旧岩崎邸庭園。ジョサイア・コンドル設計。重要文化財。美しく復元修理されて公開されている。今から浜松町に走って,劇団四季の“鹿鳴館”♪~
旧岩崎邸の洋館の室内に張られている壁紙。
当時の復刻品で,金唐革紙(きんからかわかみ)という技法で制作した。
日本の工芸品で金属箔を張った和紙を,唐草などの模様のついた版木棒(円柱の版木面は図柄を逆彫りしてある・ロール版木)にローラーとして押し当て,たたいて版木の図柄を写しとってつくられた黄金色の和紙。
17世紀,ヨーロッパで宮殿の壁装に使用された「金唐革」が江戸時代にオランダの交易船によって国内にもたらされ,日本の手すき和紙,版木の逆彫り,柿渋,漆塗り,金箔の技術などが高度に結集し,「金唐革紙」となった。1873年,ウィーン万博博覧会に出展して好評を得,輸出品となった。
旧岩崎邸の他,鹿鳴館,国会議事堂,箱根離宮でも使われていた。
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コメント
>龍の目さま
その後,歌舞伎座に寄りましたので,東京近代建築ツアーの一日でした。歌舞伎座の建替は残念です。現役のうちに四階で幕見しなくてはなりません。
投稿: とみ | 2006年5月18日 (木) 18時49分
こんばんは、龍の目です。
コメントをありがとうございました。
こちらからはトラバをさせて頂きますね☆
こちらの見学のあとで劇団四季の鹿鳴館とは、
なんと洒落た遊び方なのだろうと溜息が出ました。
こちらの詳細なレポも愉しみにしております。
投稿: 龍の目 | 2006年5月18日 (木) 01時12分
>cocoさま
洋館は,日本の職人さんの技術水準の高さ,創意工夫と西洋への憧憬が感じられ真摯に感銘します。
三島由紀夫氏の台詞のなかで,納得行かないのが,「…芸術というものはみんなそうだ。ごく力の弱い者の憎悪が育てた大輪の菊なのさ。」です。
「殿様,小さな意匠に込められた心打つものの原動力が憎悪であるはずないと,これだけは確信をもって申し上げたいですわ。」
投稿: とみ | 2006年5月17日 (水) 22時04分
日曜日はボリュームたっぷり、朝から晩まで充実した一日でしたことでしょう。私にもよい予習になりました。何しろ、「予習」という気構えそのものを思いつかなかったワタクシでございました!おかげさまで、昨日の観劇はとても印象深いものになり、感謝!でございます。
私も岩崎邸の記事を書きました。TBさせていただきますのでよろしくお願いします。
投稿: coco | 2006年5月17日 (水) 20時59分
>ゆきよさま
泉鏡花はまっておられますね。
加納さんのお芝居,少しご無沙汰しています。また,ストレートプレイのお勧めがありましたらお教え下さいませ。
外科室ごっご(¨;)。知らんお人が聞かれましたら違うものを想像しそうで吹きました。ワタクシは,たまたま渋谷の映画館にふらっと入りました。そのまま小石川植物園に走った覚えが…。
うそでえ,あっりえねえお話でしたが,玉様のお手にかかると真実になるところが怖いです。
ニザさまがチラ見えがツボでした。
投稿: とみ | 2006年5月17日 (水) 01時02分
>公開されたのは2001年の秋
なるほど。若干忙しくなってきた時期ですので、チェックできておりませんでした。私的には湯島と言ったら天神さま。「婦系図」を思い出します。花組芝居の「婦系図」は面白かったです(懐)これもセレブと庶民の間の話と言えますでしょうか。
「小石川植物園」は玉三郎丈監督「外科室」のロケ地でしたね。ちょうどツツジ・サツキのこの季節、世界にどっぷりと浸れます。(少々旧いですが…。)
当時友人5、6人で着物を着て出かけ「外科室ごっこ」をして遊んだ思い出があります。(笑)
投稿: ゆきよ | 2006年5月16日 (火) 23時57分
公開されたのは2001年の秋。交通は至便ですし,周辺の庭園や文化財を楽しんだり,アメ横で買い物というセレブと庶民の両極の楽しみを経験できるまちです。
投稿: とみ | 2006年5月15日 (月) 21時48分
>ゆきよさま
古河邸に比べると小規模のようですが,重要文化財として公開されていますので,いつでも見られるのがポイントです。
おかげで,鹿鳴館が3倍は楽しめました。壁紙,装飾柱,シャンデリア,空間構成,こだわった舞台づくりです。
旧岩崎邸レポ,鹿鳴館,歌舞伎座レポ,近々にアップします。収穫多すぎて一度には苦しいですぅ。
投稿: とみ | 2006年5月15日 (月) 12時29分
とみさま
今日は東京遠征でいらしたのですね。
東京で生まれ育った私、たまたま先日(東京で)見たテレビで初めて岩崎邸を知りました。
今まで古河邸や六義園、小石川植物園、少々離れて安田庭園・清澄庭園など、下町に近い界隈は知っているつもりだったので、驚きでした。
一度行ってみたいです。
投稿: ゆきよ | 2006年5月14日 (日) 21時48分