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2006年5月 4日 (木)

大絵巻展・京都国立博物館

Nec_0135 5月4日(木)京都国立博物館に大絵巻展を見に行った。
源氏物語絵巻,信貴山縁起絵巻,鳥獣人物戯画といった国宝が一堂に会するということで大人気。
平安時代に物語の成熟とともに始まり,説話,軍記物,寺社縁起,高僧伝,御伽草紙と主題を広げながら発達した絵巻は,現代の映画や漫画,アニメーションのルーツともいわれる。
地獄草紙,病草紙のおどろおどろしさ,鳥獣戯画の底抜けの楽しさ,信貴山縁起の躍動感。楽しい。時間の経つのを忘れる。早う行けやーの声がかかる。よくしたもので,高僧の伝説などは進みが早い。
展示品は期間中三度入れ替えがある。
公式サイトはこちら。混雑状況はこちら

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

>cocoさま
専門家も大注目のようですが,シロウトのワタクシでも思いっきり楽しめました。お年寄りが,絵を見て笑っておられたり,白洲正子さんも書いたあの絵もありました。源氏も美しいですが,静止画像です。動画を止めたような凄い絵,人物がヴィヴィッド,妖怪が愉快が人気です。
京都は新緑が美しく,暑すぎないので観光はチャンスです。

投稿: とみ | 2006年5月 5日 (金) 22時26分

本当に、このために京都へ行こうかと真剣に考えています。NHKの新日曜美術館も凄かったし、一遍聖絵は意外と公開されないので貴重な気がします。なるほど、伴大納言はお出ましではないんですね。大学時代に絵解きの教授に大変面白い講義を受けたもので。。。(黒田日出男さんの本、楽しいですよ^^)やっぱり混んでいますよねぇ。。。うらやましいです。平日はどんな様子なのか、ご存知でしょうか?

投稿: coco | 2006年5月 5日 (金) 20時52分

>かいちょさま
今回の京博で,めぼしい国宝級で展示されていないのは伴大納言絵詞くらいとか。
東博の宝の山は何度通えば見切れるのでしょうか。重文すっとばし(オイコラ!)て国宝だけ拝見しても凄いような気がします。
あ,上京するのでした。芝居のため体力温存してますが,文化に造詣も深めないと…。

投稿: とみ | 2006年5月 5日 (金) 01時51分

>藤十郎さま
絵巻物は当たり前ですが横に長く右から左に読み進みます。人の流れが部屋の右と左で逆流し,うまく処理できていないようでした。迫真の場面では足が釘付けになります。
舞台装置と道具立ての転換を見る面白さでした。

投稿: とみ | 2006年5月 5日 (金) 01時43分

「大絵巻展」なんていい企画なのでしょう。さすが京博!信貴山縁起絵巻を一度みてみたいと思っているのでうらやましい。そのままそっくり、東京国立博物館にきてくれないかしら・・・

投稿: かいちょ | 2006年5月 4日 (木) 23時32分

いらっしゃったんですね!
私、大学は国文科(平安文学専攻)の出身です。
美術史の講座にも出て、絵巻を読み解く勉強をしました。
絵巻は大好きなのです。
ただ、押し合いへし合いして見るのはどうも苦手ではあります。
でもやっぱり行きたいなぁ……。

投稿: 藤十郎 | 2006年5月 4日 (木) 22時26分

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