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2006年5月22日 (月)

ダ・ヴィンチ コード

ダ・ヴィンチ・コード 上
ダン・ブラウン著 / 越前 敏弥訳
角川書店 (2004.5)
通常24時間以内に発送します。

ダ・ヴィンチ コード THE DA VINCI CODE
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス,オドレイ・トトゥ,ジャン・レノ
パリ・ルーブル美術館で,館長の他殺死体が発見された。館長は,死の間際に,自らの体を使ってレオナルド・ダ・ヴィンチの素描(ウィトルウィウス的人体図)を模して横たわり,不可解な文字列と数列を残した。そのなかに,ハーヴァード大学ラングドン教授の名前が含まれていたため,ラングドンは容疑者とされてしまう。しかし,館長の孫娘で暗号解読官のソフィーは,暗号から,彼が犯人ではないことを確信し,逃亡に加担する。
二人は,館長の暗号の謎を解きはじめるが,それは発端に過ぎなく,事件の深層は,ルネッサンス期の万能の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが絵画「最後の晩餐」に残した,歴史を揺るがす暗号にかかわるものであった。

フランス司法警察と,謎の狂信宗教団体が放った刺客の追跡をかわしながら,南仏,ロンドン,スコットランドへと謎解きの逃避行が続く…。
世界的ベストセラー,バチカンに物議をかもしだす問題作の映画化。期待するなという方に無理がある。不勉強のワタクシは原作を読まずに見た。原作だけ楽しめば良いと思っている方も映画館へ走るべし。風景,絵画,時を縦横に超える回想シーンや歴史の一場面が,映画ならではの楽しさで迫る。
旅心を刺激し,歴史や美術に対する知的好奇心を否が応でも高めてくれる。図像学の書を片手に絵画を読み解く楽しみも思い出した。
本筋を外れるが,ルーブル美術館への謝意は快く,大改修に携わったI.M.ペイ氏のトポスとイコノロジーの読みに賛同する立場を取っておられるのは潔い。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>つどいさま
一週間もたたないうちに読破とはさすがでございます。
夢中になって読んだ本が映画化されるのを待つときの楽しみ。試写会の抽選はがきを投函する期待感。前夜祭,初日。読書力があり,脚本化ができ,心の中で仮想上映できるものにしか与えられない楽しみです。仮想映画化は難しいですが…。
見てから読むと,いまひとつだったところが修正上映できますので,これも値打ちあります。
どうしましょう。

投稿: とみ | 2006年5月29日 (月) 20時21分

映画から見るか,本を読んでから見るか.
って昔の角川映画の宣伝にありましたね.
この映画の原作もモナリザが難しい表情だったので,こりゃあかんわ,と思っていました.
私にとって難しい本を読むのは睡眠導入機能.

ところが,過去のトラウマとは関係なく,この本の三分冊に分かれた文庫は意外に読みやすいです.

読んでから見るか,見てから読むか・・・.

投稿: つどい | 2006年5月29日 (月) 00時18分

>悠さま
米,英,仏の意識をあからさまに表現しているところが,世界を意識した映画と実感します。
今までに見たことない映像の効果があったり本当に楽します。
謎やヒミツは,部外者には大きい程愉快ですが,キリスト教徒にとってはありえねぇ~なんでしょうか。でも,史上最大のヒミツですよね。これ以上のスキャンダルは思いつかないです。

投稿: とみ | 2006年5月26日 (金) 12時35分

歴史というか、物語は、権力者が作ってゆく、それに反する物語は、消されるが、地下水脈のようにほそぼそと流れ、大河になるかもしれない、ってな、面白さがありました。
日本で言うと、正史に対する、東日流外三郡誌みたいなもんですかね(^^ゞ。
「ユダの福音書」も売れそうですね(^^ゞ

投稿: 悠 | 2006年5月25日 (木) 23時23分

>スキップさま
シネコンでしたら複数走らせておられるようです。
知的好奇心を満足させる上質のムービーですが,美術と宗教に関心のない方にも楽しめるようになっていますので,ロードムービー,ロッキングチェア・ディテクティブ,歴史ミステリーどんな先入観で行っても失望はなさそうです。
数年前,三人連れで見に行ったとある映画。一人は軍事ミステリー,一人は恋愛もの,一人は戦史ものと勝手に誤解し,三者三様にがっかりしたことありました。

投稿: とみ | 2006年5月23日 (火) 12時49分

とみさま

早速ご覧になったのですね。
ぜひ見たいと思っているのですが、何だかすごい人出のようでビビッてます。
私は原作を読みましたが、絵画が大きなキーを握る作品でもあり、ルーブルにも些か思い入れもあり・・・で、やっぱり見に行こうっと。

投稿: スキップ | 2006年5月23日 (火) 01時04分

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