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2006年4月29日 (土)

玉三郎丈が七月歌舞伎座で泉鏡花を!

歌舞伎座メルマガ「七月大歌舞伎」速報版を開けて舞い上がった。
玉三郎丈の舞台は,二月に歌舞伎座で拝見して以来,京都でアマテラスさまの降臨をお待ちしている。七月は泉鏡花祭りのようである。
平成18年7月7日(金)初日→31日(月)千穐楽
泉鏡花/作
坂東玉三郎/監修
【昼の部】
一、『夜叉ヶ池』(やしゃがいけ)
 百合、白雪姫               春 猿
 萩原晃                   段治郎
 代議士穴隅鉱蔵             薪 車
 湯尾峠の万年姥             吉 弥
 文学士山沢学円             右 近
二、『海神別荘』(かいじんべっそう)
 美女                    玉三郎
 公子                    海老蔵
 女房                    笑三郎
 沖の僧都                 猿 弥
 博士                    門之助
【夜の部】
一、『山吹』(やまぶき)
 辺栗藤次                 歌 六
 島津正                  段治郎
 縫子                    笑三郎
二、『天守物語』(てんしゅものがたり)
 天守夫人富姫              玉三郎
 姫川図書之助              海老蔵
 近江之丞桃六              猿 弥
 奥女中薄                 吉 弥
 小田原修理                薪 車
 亀姫                    春 猿
 十文字ヶ原朱の盤坊          右 近
 茅野ヶ原舌長姥             門之助
丈は予定通りの富姫さまと美女。注目のキャスティングが,春猿丈が百合と白雪の二役。吉弥丈が万年姥と薄!薪車丈が穴隅鉱蔵と修理!うれしくて笑いが止まらなくなっている。
何がどう楽しみとうまく申し上げられないが,拝見した舞台を反芻し,今から戯曲を読み,今夜は頭の中で仮想上演しよう。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

>かいちょさま
歌舞伎座はさぞおめでたかったことでしょう。
えらいことになっているとみの天守へようこそ。
玉三郎丈の凄いところは,唯一度見ただけで虜になってしまうところです。見た回数が問題にならない,見た後どう生きたかが贔屓の指標と思われます(負け惜しみ~)。誰と見たかは忘れても,場面は忘れません。
さて,今の丈は,美も芸も最高峰です。時代を揺さぶり,女達に道を踏み誤らせる影響力は落ち着いても,媼には冥土の土産に,娘には次世代までへの語り草となることは確かかと存じます。

投稿: とみ | 2006年5月 3日 (水) 01時07分

とみさま
鏡花三昧の幸せの知らせを、歌舞伎座のポスターで知りました。こちらではしっかり大騒ぎになっておりましたのね。遅ればせながら騒ぎの仲間に入れてください。あぁ。すごいですね。すばらしいですね。ケチつけれるもんならつけてみな!ってほど完璧な玉さまワールドでの鏡花三昧が楽しみでなりません。

投稿: かいちょ | 2006年5月 3日 (水) 00時10分

>ハヌルさま
>わなわな震える~。
二年前の桜姫再演のときは,昼にネットニュースで拝読し,エレベーターコアの周りを20周くらいしました。すっかり変な人してました。
来る時代への不安におののきながら爛熟に酔った南北の文化文政期。南北が創出した桜姫は,ひたすら疾走し続けた昭和末期の欲望を一身に担うキャラで,桜姫そのものの丈は,時代の寵児になられました。平成16年に今日的意義があるのかとおろおろしたことが思い出されます。
今日的意義は馬に食わせ,自分に必要な感動は何か,よっく考えて出かけましょう。

投稿: とみ | 2006年5月 1日 (月) 20時58分

>るみさま
分かりますよ。長くもない一生ですが,お芝居にうつつをぬかす時期はほんのひととき。現実は欺瞞と諦念に満ち満ちていても,お芝居の中の真実にふれることによって,明日を生きる勇気をもらえます。本当に上質なものは,それが生涯保ちます。
玉三郎丈は,感動の持続時間が長くお得感ございます。
また,鑑賞する側にも旬というのがございます。
と,申し上げながら,迷うばかりですが…。

投稿: とみ | 2006年5月 1日 (月) 20時30分

とみさま、こんにちは!
そういえば、友人がこの舞台のことを言ってたのですが、
ぽや~っと聞いてたんですね。 こうして文字にして見ると、
わなわなと震えてきました~~。
泉鏡花に、玉三郎さんに、澤瀉屋、そそられる~!
観たいものが多すぎて、もう目が回る~(@_@)
どうしたらいいんだ~、私は!!

投稿: ハヌル | 2006年5月 1日 (月) 12時53分

とみ様、こんばんは。
仮想上演はいかがでしたか?
泉鏡花祭り、驚きました。
これは遠征の準備をしないといけないかも…
ちゃんと予定を立てておかないと、最近忙しくなってきたので(笑)
7月は松竹座で藤十郎襲名公演もありますし、やはりお財布と相談になりそうです(^^;)


投稿: るみ | 2006年4月30日 (日) 20時50分

>とみ
外出には蓑笠を着用することに致します。
「山吹」以外は存じてます。玉三郎丈の舞台はいつでも,最新のものが一番なので,安心して拝見することが出来ます。
芝居第一声は命かかってます。一気に芝居に引き込む役目ですもの。天守物語のオープニング薄さん・吉弥丈の台詞。想像すると熱出そうです。
(昨年十二夜のオーシーノ公爵の信二郎丈を思い出します。キャッツは第一声福井さんです。(`´)ノ☆(((*;・)ゴメンナサイ))

投稿: とみ | 2006年4月30日 (日) 11時33分

>とみ姫さま
玉丈の泉鏡花贔屓は相当なようですね。
以前の上演はご覧になっていますか?
泉鏡花・・・私はやばい(正しく)かもしれないのですが、
このキャスティングで寝ていらりょうか!
夢の舞台とならぬよう、精進したいと思います。
それにしても、
アップの信長の目♪が・・・夜中にウナされそうであるな。

投稿: 恵美 | 2006年4月30日 (日) 00時53分

>はるきさま
お邪魔して猫歌を書き込んでしまいました(m_m)。失礼しました。
ワタクシはジャンルを演劇にしました。
ストレートプレイ一日4本は厳しく疲れるかもしれません。戯曲をあらかじめお読みになり,映画を見ておくのも一興かと存じます。
新歌舞伎と松羽目は別の理由で疲れは無いのですが…(爆)。

投稿: とみ | 2006年4月29日 (土) 23時21分

>cocoさま
ワタクシは今信長さん見てます。かっこエエ~。連休の移動に恐れをなして14日(日)に上京することにしました。團菊祭楽しみです!
一月の大阪松竹座の座組で,仁左さまと海老さまを差し替えた感じでしょうか。
勿論大阪松竹座も参ります♪~。

投稿: とみ | 2006年4月29日 (土) 23時13分

とみさん、cocoさん、こんばんわ。
初めてTBをさせて戴きました。すみません。

私としては手放しで喜べないところもあるのですが、こうなったからには7月の予習にいそしみま~す。
何はともあれ、7月の歌舞伎座に澤瀉屋一門が復活したのですもの(泣)

投稿: はるき | 2006年4月29日 (土) 23時06分

7月の歌舞伎座はやはり澤瀉一門の皆さんですね。私はまだ皆さんに馴染がないのでまず大阪決定です。でも皆さんの評判を見たらきっと行きたくなっちゃうだろうなぁ・・・と予想中でございます。昼間、NHKBSで「信長」少し見まして、海老蔵さんを舞台で長いこと見ていないことを実感。来週、楽しみです♪

投稿: coco | 2006年4月29日 (土) 22時52分

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笑也さんが出られないということでずっとむくれていたが、本日配信の「歌舞伎座メールマガジン」を見ると、現金ながら小躍りせずにはいられない…何だか、鏡花月間のようだね。  昼の部:『夜叉ヶ池』      百合/白雪姫(春猿) 萩原晃(段治郎) 代議...... [続きを読む]

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