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2006年3月19日 (日)

劇団四季・異国の丘千穐楽

3月19日(日),京都劇場で,劇団四季・ミュージカル異国の丘千穐楽を観劇した。メインキャストは以下のとおり(敬称略)
九重秀隆・石丸幹二,宋愛玲・木村花代,吉田・中嶋徹,神田・深水彰彦,西沢・神保幸由,大森・江上健治,宋美齢・武木綿子,李花蓮・団こと美,劉玄・青山祐士,宋子明・山口嘉三,蒋賢忠・中村啓士,九重菊麿・武見龍麿,アグネス・フォーゲル夫人・久野綾希子,クリストファー・ワトソン・志村要(劇団俳優座),メイ総領事・高浜幸兵,ナターシャ・西田有希(劇団俳優座)

京都公演の主演カップルは,期間中に,下村さん&佐渡さんから石丸さん&木村さんに変わっている。
石丸さんは,四季のリーディングアクターとして,様々なミュージカルやストレートプレイにおいて,芯をとっておられる。プロモーションコピーの“戦後のシベリアで何があったのか。祖国と恋人に殉じたある貴公子の物語”を体現できる俳優さんである。ヒロインの木村さんは,夢醒めのマコやB&Bのベルなど,ピュアな娘役が中心であるが,清廉で一途な宋愛玲役も充分守備範囲。二人の声のバランスも良かった。
秀隆は,苛酷な収容所生活のなかで,大和心を持ち続ける貴種として,捕虜達の心のよりどころとなる。下村さんは剛毅に,石丸さんは静謐に…。元の階級や地位が無意味となった生活の中では,心の丈の高さが唯一のアイデンティティとなる。
故郷を愛し,父母を敬い,友と親しみ,妻を労り,幼きを慈しむ。最高潮の男声合唱は会場を揺さぶった。
今日のカテコは,割れるような拍手とブラボーの歓声のなか,回数が分からなくなるくらい続いた。オールスタンディング。
こだわるようだが,石丸さんの秀隆は,高貴な魂の恋人に殉じたと,しっかり見えたので納得。

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