ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
まもなく終了予定とのことで,3月10日(金)駆け込みで見に行った。
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 WALK THE LINE
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ホアキン・フェニックス,リーズ・ウィザースプーン
1950年代,エルビス・プレスリーやボブ・ディランに啓示を与え,ロカビリーの黄金時代を築き上げた伝説のアーティスト,ジョニー・キャッシュの半生を,珠玉のヒットナンバーをちりばめ描いたラブストーリー。
シンガーとしてデビューしたばかり,自信が持てないジョニーは,幼いころからファミリーで歌っていたあこがれの歌手ジューンに出会う。ジョニーはまぶしさに心射抜かれるが,彼には妻子があり,ジューンにはシングルマザーとして養わなければならない家族があった。共感し求め合いながらも,個性がぶつかり,或いは事情が許さず,二人は出会いと別れを繰り返す。
伝説のアーティストといえども,傷つきやすく愛を求めてやまない善人である。善人ゆえの弱さも併せ持つ。どん底のジョニーを支えるジューンとその家族の友愛が感動的である。実の親が見捨て(勝手だ。),ジューンも見捨てようとするが(当然だ。),彼女の両親が背中を押してくれる。ヤクの運び人を猟銃で追い返すジサマにブラボー。
主演女優賞に輝くリーズ・ウィザースプーン氏は,キュートでグラマラスな魅力が全開。共演の俳優さんの表情も豊で人間味溢れ,にんまりしてしまう。
運命に裂かれても裂かれても求め合い結びつく魂の絆は,心揺さぶるサウンドと共に,愛を信じる気持ちにさせてくれる。
映画は着席して鑑賞するものであるが,思わずスタンディングしてしまいそうになる。それにつけても,R・ストーンズのツアーに行きたい!
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コメント
>みかん☆人さま
コメントありがとうございます。
少年のころのあこがれの恋を叶えるというのがクラシカルで素敵なラブストーリーでした。音楽でハートを揺さぶられる映画はやはり館で見たいですね。
CFY京都劇場で上演されるみたいです)^o^(。
投稿: とみ | 2006年3月28日 (火) 00時18分
こんにちは。
冒頭、ラジオから聞こえる歌声で、
「ジューンだ」と言い切るジョニーの可愛いこと。
それがかけがえの無い二人となるのを描いたこの映画は、
本当に素敵な「恋愛映画」でしたね。
私はキャッシュを殆ど知らなかったのですが、
映画のタイトルにもなっている
『I Walk the Line』は耳馴染みがあって、
その誕生エピソードには熱くなりました。
TBさせていただきました。
投稿: みかん星人 | 2006年3月27日 (月) 07時58分