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2006年2月27日 (月)

宝塚雪組公演『ベルサイユのばら』オスカル編

2月26日(日)宝塚大劇場で,雪組公演『ベルサイユのばら』オスカル編を観劇した。
宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』オスカル編
脚本・演出/植田紳爾,演出/谷正純
メインキャスト/オスカル:朝海ひかる,ロザリー:舞風りら,ジェローデル:貴城けい,アンドレ:水夏希,アラン:音月桂
マリーアントワネット生誕250周年記念として,宝塚歌劇団の2006年のラインアップは,ベルサイユのばらを,星及び雪の2組で上演している。不祥事の続く宝塚市,遊園地撤退で閑散とした周辺というマイネスイメージを払拭するかのように,一気にバラが満開になった。
1990年に月組で涼風真世,麻乃佳代,天海祐希,久世星佳などにより上演された,マリーアントワネットとフェルゼンが登場しないバージョンを基本に,当代雪組メンバーの仁や資質に相応しく再構築したものときく。

1789年のフランスは,王党派と革命派の一触即発の状態にあった。ジャルジュ伯爵家の令嬢オスカルは,軍人として育てられ,近衛隊長を務めていたが,王政に疑問を感じ,平民が主体の衛兵隊に転属を願い出る。オスカルだけを思い続ける従卒アンドレ,オスカルに危難を救われ密かに慕う小間使いのロザリー,オスカルを守ろうと求婚する近衛隊少佐ジェローデル,反抗しながらもオスカルに心酔する衛兵隊の荒くれ隊士アラン。オスカルを思う様々な愛が交錯するなか,運命の7月14日が迫る。

2006-2top ベルばらは,絢爛豪華,明るく華やか,女性の夢を全てちりばめた宝塚作品の決定版である。雪組主演の朝海ひかる氏は,男役としては小柄,痩身美形,小顔,こぼれ落ちそうな大きな瞳にキレのよいダンスと,オスカル役者としての要件を全て備えたスターであられる。舞風りら氏始め雪組主演級も,痩身美形,小顔,ダンスに長け上品であるので,全体に優しげな印象にまとまっている。
原作の劇画にあった感動的な場面が,新演出で追加されている。視力を失い,出来上がった肖像画を見ることのできないアンドレが,心の中に刻まれた肖像を歌い上げる。しっかり楽しませて頂いた。

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コメント

>スキップさま
雪組公演を,期間中一度のみ拝見するつつましいファンです。
お正月のベルばらを調達なさったスキップさまらしからぬ弱気のご発言(笑)。きっと,何とかなりますよ。
ワタクシはこのチケット,何気に発売日に4列目が買えました。人気公演なのに不思議です。
良かったら大満足,突込みどころ満載ならマイ仮想演出で修正。どちらにしても素敵なエンターテイメントです。

投稿: とみ | 2006年2月27日 (月) 23時14分

とみさま

ぜひ雪組公演もと思っているのですが、チケットが手に入らず観に行けそうにありません(泣)。
朝海ひかるさんは星組公演で見ましたが、ほんとにオスカルにぴったりですね。フェアリー系スターの系譜・・涼風真世さん、寿ひづるさん、古くは汀夏子さんにも面差しが似ているような・・・。


投稿: スキップ | 2006年2月27日 (月) 02時01分

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