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2006年1月 1日 (日)

劇団四季「コーラスライン」

2006年1月1日(日),劇団四季京都劇場で「コーラスライン」を本年の観劇始めとした。
「マンマミーア!」と同様70年代の楽曲である。
「コーラスライン」は,1975年4月,ニューヨーク、オフ・ブロードウェイのパブリック・ニューン劇場で幕を開け,15年後の1990年,惜しまれながら閉幕した。
日本の「コーラスライン」は,劇団四季が上演権を獲得し,1979年,日本ではそれまでなじみの薄かったオーディションで出演者を選抜し,9月,日生劇場で幕を開けた。その後も再演を重ね,現在も繰り返し上演され続けている。

一本の白いラインが引かれた舞台の上で次回作のオーディションが始まる。最終選考に残った17人に出された課題は,「履歴書に書いてないことを話してもらおう。」という意表をついたものであった。年齢,人種,生い立ち,職歴が異なる若者達はそれぞれの真実を語り始める。最後にライン上に立つのは誰なのか…。

1月1日のキャスト(敬称略)
ザック 飯野おさみ,ラリー 中山大豪,ダン 朱 濤,マギー 上田亜希子,マイク 藤原大輔,コニー 高城信江,グレッグ 武藤寛,キャシー 坂田加奈子,シーラ 増本藍,ボビー 道口瑞之,ビビ 小松陽子,ジュディ 遠藤瑠美子,リチー 西尾健治,アル 川口雄二,クリスティン 石塚智子,ヴァル 八田亜哉香,マーク 良知信次,ポール 望月龍平,ディアナ吉沢梨絵,フランク 李金3,ロイ 江 帆,トム 張春紅,ブッチ 李振魯,ビッキー 永木藍,ロイス 加藤裕美,トリシア 恒川愛

マイケル・ベネット自身と言われている振付家ザックのキャスティングが物語の枠組みを決定づける。飯野おさみさんは,若いダンサーの兄貴分として,彼らの一生懸命に共感し,讃えながら苦悩の決断を下す。暖かさが飯野さんの真情である。
主演らしいザックの元恋人でスターダンサーであったキャシーに花形ダンサーの坂田加奈子さんが割り当てられるなど,役の力量と体系及び年齢にあったキャスティングがされているが,全員が主役。
劇団四季の出演者は若い。お世辞にも卓越した力量とは言い難い歌と,いかにもオーディションを繰り返している容姿に妙に納得する。
しかし,今日この日の感動は本物である。「ひとりひとりがそれぞれの人生のかけがえのない主役」というメッセージは,色あせないばかりか益々同時代感を強くする。21世紀の日本。約束された明日がない若者が,ダンサーだけでなく全ての若者に広がっている。
繰り返しのリフレイン「悔やまない。全てをかけて生きた日々に悔いはない。」に揺さぶられるのは,やっぱり人間らしく後悔してしまうひとりひとりへ,思いを馳せてしまうからであろうか。
新年にふさわしい感動に感謝。京都の観客はもっとヒートアップして見たいものである。

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» みみちゃんの観劇記録 [みみの部屋]
55.コーラスライン(06.1.20)<京都劇場>  ザック  飯野おさみ    [続きを読む]

受信: 2006年2月18日 (土) 10時11分

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