チェロアンサンブルの愉しみ
12月18日(日),京都府立芸術会館で開催された室内楽の会No.302「チェロアンサンブルの愉しみ」を聴いた。
関西在住のトップチェリスト5名が集う恒例の集まりである。ここでしか聴くことができない珠玉のアンサンブルと銘打っているが,残念ながら室内楽の会は,これがラストコンサートとなった。
メンバー:上森祥平,上村 昇,河野文昭,林 裕,藤森亮一
プログラム
ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調(5Vc)
ティッチャーティ:ディヴェルティメント ト長調(3Vc)
ティッチャーティ:組曲 ト長調(2Vc)
ラロ:インテルメッツォ(5Vc)
(休憩)
チャイコフスキー:アンダンテ カンタービレ(5Vc)
チャイコフスキー:エレジー(5Vc)
リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行(5Vc)
ラヴェル(上森祥平編):クープランの墓より(5Vc)
豪華〜。
お席は満席,補助椅子にスタンディングとアイドルのコンサート並みの押すな押すなの盛況。
しかし,なぜか,一列目や二列目に空席が…。スタンディングのワタクシは,フロアマネージャーの粋な計らいで,いきなり最前列に直らせていただき,超ラッキー。
ふわっと心解き放たれる上森祥平氏,豪快で変幻自在の上村昇氏,知的で闊達な河野文昭氏,清新でゆかしい林裕氏,緻密で思慮深い藤森亮一氏。
チェロ5本の編曲は,それぞれの持ち味を最大限に生かしながら,こんなことも出来るぞという遊び心に満ち溢れたものであった。音は心臓に直に響き,寿命がまた延びた。
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