劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」
31日(日),まもなく柿落とし一周年(2006年1月9日)を迎える大阪四季劇場ハービスENTでロングラン上演中の劇団四季マンマ・ミーア!を観劇した。
西梅田再生の大プロジェクトハービス大阪のアミューズメント施設として今年オープンした四季劇場に,汐留からやってきた人気公演のマンマ・ミーア!であるが,実はワタクシは初見となる。
マンマ・ミーア!は,1970年代にポップス界に輝いたスエーデンの人気アーティストABBAのヒットナンバーで綴る母と娘二世代のラブストーリーミュージカル。
ギリシャの小島が物語の舞台。ソフィーは,女手一つでホテルを経営するドナの娘で,相愛のスカイとの結婚式を明日に控えていた。ドナはソフィーには決して父のことを話さなかった。ソフィーはドナの日記を盗み読み,父親かもしれないかつてのドナの恋人三人を結婚式に呼び寄せる。父親としてバージンロードの花嫁をエスコートするのは誰…。
メインキャストはギリシャの小島でプチホテルを経営するシングルマザー・ドナに保坂知寿さん,ドナのかつてのバンド仲間ターニャ・八重沢真美さん,同ロージー青山弥生さん,ドナの娘・ソフィーに五十嵐可恵さん,ソフィーの婚約者スカイに鈴木涼太さん,ドナのかつての恋人サム・渡辺正さん,同ハリー・明戸信吾さん,同ビル松浦勇治さん。
熟年男女各3人に,若いカップル一組の対比がポイント。若い恋人達を演じた鈴木涼太さんと五十嵐可恵さんがさわやか。鈴木さんはスキンブルもなさるキャッツアイズがキュートな俳優さんで,真っ直ぐな若者を好演なさっておられた。
この人しかない(!)ヒロイン・ドナには,戻ってこられた保坂知寿さん。歌,スタイル,パワー,サイコーに輝いておられた。もちろん,バンド仲間の青山さん,八重沢さんもパワー炸裂。ドナのお相手の三人,渡辺さんはこの演目から四季に来られた方で,十年後の山本耕史さんを彷彿とさせるイケメン。明戸さんはいつもの明戸さんのまま,かつての恋人として納得させる演技。松浦さんは風来坊らしくて良い感じ。
ナンバーは初耳の曲が2~3以外は全て既知。上演されたらすぐ駆け付けるいつもの行動原理に抵触して,長く観劇しなかったのは,ナツメロ嫌いというもう一つの性癖による。懐かしさを感動と誤解したくないと意固地になっていたが,全てを払拭して楽しくパワーをもらえた良い舞台であった。
下は劇場前のモニュメント。飛翔感が分かりやすい。
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コメント
>悠さま
みなさんABBAジェネレーションですね。
マンマは何とも言えない高揚感あります。脚本的には???の部分がありますが,保坂パワーでリアリティあるドナに!
中高年へのエールかと思われますが,若い方も愉しんでおられるようです。
投稿: とみ | 2006年3月18日 (土) 23時47分
たまたま本日大阪におりまして、「当日券あり」に引かれてみてきました。保坂知寿さん、前田美波里さん、青山さんバージョンでした。年をとるのもわるかぁないぜ、って感じで、保坂さんら元気でした(^^ゞ
投稿: 悠 | 2006年3月18日 (土) 22時37分
>スキップさま
あけましておめでとうございます。
昨マンマは,この日のために暖めておいた最前列でした。
あまりに近すぎて舞台が見えないかと懸念されましたが,八百屋になっていて奥まで良く見えました。が,俳優さんはたいへんそう。
ブログを始めることができましたのも,スキップ様はじめ先達の皆様のご活躍を拝見してのこと。
本年もよろしくお願い致します。
投稿: とみ | 2006年1月 1日 (日) 09時11分
とみさま
1年の最後の日までステキなミュージカル観劇とは、
よい年の締めくくりでしたね。
今年はブログでお付き合いいただき、ありがとう
ございました。来年もよろしくお願いいたします。
どうぞよいお年を!
投稿: スキップ | 2005年12月31日 (土) 23時31分