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2005年12月11日 (日)

SAYURI

ハリウッド映画SAYURIを見てきた。字幕版
SAYURI MEMOIRS OF A GEISHA
監督: ロブ・マーシャル
出演: チャン・ツィイー,渡辺謙,役所広司,ミシェル・ヨー,コン・リー,桃井かおり,工藤夕貴
満州事変と太平洋戦争の間の日本のとある花街。貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女が主人公。失態から芸者ではなく,はしためとして生きることを余儀なくされ,絶望の淵にあったとき,会長と呼ばれる紳士と出会い,芸者になりたいという一途な願いが芽生える。思いは叶い,花街一の芸妓となるが,朋輩との確執,男達の思惑の餌食となる等新たな苦難の始まりだった。
しかし,戦争から敗戦へという時代の激動は花街を飲み込む。
綺麗,摩訶不思議,ジャポニズム。ゴッホの広重の模写をみる美しさというか,明治初期の油彩による芸妓の絵画をみるようである。音楽はヨー・ヨー・マ。花街の存在は世界共通。普遍性があるテーマなので,上海の遊郭でも良かったのではないかという気がしないではない。

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コメント

>悠さま
いつもありがとうございます。
ジャポニズム大好き派として声を大にしてけなす人に叫びたい!本当に美しい映画でした。
女性の願望・あしながおじさんシンドロームの系譜。
保護者,育成者,男。オールインクルーディッド。
源氏,ガラ仮面,エースを狙え等など。良いですね。うっとり。
>恵美さま
キル・ビル,マトリックス。アクションにも東洋の武道は登場しますね。映画は世界に配給されることを意識して,たくさんの国籍を持つ方々を出演させるので好感もてます。ハリーポッターもそうでした。
洋服に和テイストを取り入れるテクなど,やはり海外ブランドが良いような気がします。

投稿: とみ | 2005年12月11日 (日) 21時55分

観てきましたか?!
キルビルも同様ですが、他国から見る日本の美は、日本人では潜在意識やら固定概念やらで気が付かない部分を、みせてくれる楽しさがありますよね。
ついうっかり観ちゃった予告やらで、すでに小腹は満たされてる感もありますが・・もうちょっと時を経て、お腹を空かせて ^^ 、ぜひぜひ!観たい映画です。

投稿: 恵美 | 2005年12月11日 (日) 21時32分

チェアマンが、金を出して豆葉に千代を世話させて、愛を成就する、うーん、これは源氏が、紫の上を育てるみたいで、日本のDNAがはっきり埋め込まれてますね(^^)。
着物、長襦袢がドレス風でしたね、立ち方、座り方なんて、そんなもん、身に付いてますがなって、感じではあります。まー、日本人俳優がイギリス人になって、シェイクスピアやってる国ですんで、あまり、ちがってても、文句はありまへん(^^)

投稿: 悠 | 2005年12月11日 (日) 12時21分

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