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2005年12月

2005年12月31日 (土)

劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」

31日(日),まもなく柿落とし一周年(2006年1月9日)を迎える大阪四季劇場ハービスENTでロングラン上演中の劇団四季マンマ・ミーア!を観劇した。
西梅田再生の大プロジェクトハービス大阪のアミューズメント施設として今年オープンした四季劇場に,汐留からやってきた人気公演のマンマ・ミーア!であるが,実はワタクシは初見となる。
マンマ・ミーア!は,1970年代にポップス界に輝いたスエーデンの人気アーティストABBAのヒットナンバーで綴る母と娘二世代のラブストーリーミュージカル。
ギリシャの小島が物語の舞台。ソフィーは,女手一つでホテルを経営するドナの娘で,相愛のスカイとの結婚式を明日に控えていた。ドナはソフィーには決して父のことを話さなかった。ソフィーはドナの日記を盗み読み,父親かもしれないかつてのドナの恋人三人を結婚式に呼び寄せる。父親としてバージンロードの花嫁をエスコートするのは誰…。

メインキャストはギリシャの小島でプチホテルを経営するシングルマザー・ドナに保坂知寿さん,ドナのかつてのバンド仲間ターニャ・八重沢真美さん,同ロージー青山弥生さん,ドナの娘・ソフィーに五十嵐可恵さん,ソフィーの婚約者スカイに鈴木涼太さん,ドナのかつての恋人サム・渡辺正さん,同ハリー・明戸信吾さん,同ビル松浦勇治さん。
熟年男女各3人に,若いカップル一組の対比がポイント。若い恋人達を演じた鈴木涼太さんと五十嵐可恵さんがさわやか。鈴木さんはスキンブルもなさるキャッツアイズがキュートな俳優さんで,真っ直ぐな若者を好演なさっておられた。
この人しかない(!)ヒロイン・ドナには,戻ってこられた保坂知寿さん。歌,スタイル,パワー,サイコーに輝いておられた。もちろん,バンド仲間の青山さん,八重沢さんもパワー炸裂。ドナのお相手の三人,渡辺さんはこの演目から四季に来られた方で,十年後の山本耕史さんを彷彿とさせるイケメン。明戸さんはいつもの明戸さんのまま,かつての恋人として納得させる演技。松浦さんは風来坊らしくて良い感じ。
ナンバーは初耳の曲が2~3以外は全て既知。上演されたらすぐ駆け付けるいつもの行動原理に抵触して,長く観劇しなかったのは,ナツメロ嫌いというもう一つの性癖による。懐かしさを感動と誤解したくないと意固地になっていたが,全てを払拭して楽しくパワーをもらえた良い舞台であった。
下は劇場前のモニュメント。飛翔感が分かりやすい。

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2005年12月25日 (日)

ハイアットリージェンシー大阪で忘年会

23日(金)夕刻,大阪南港ハイアットリージェンシー大阪で開催された忘年会に出かけた。高校時代の同期会で毎年開催されている。
地下鉄からニュートラムを乗り継ぎ,ベイアリアの風景を満喫できた。東京のお台場と異なりワールドトレードセンター近辺は閑散としているが,クリスマス前だったので無人ということはなかった。安心。
京都に住んでいるとホテルの格が分からない。一応アジア有数の高級リゾートホテル,大阪ではぶっちぎりの一等賞ときいた。着物或いは光りもの(持ってない!)で格を出せないため,大雪をものともせず,肩出しピンヒールで乗り込んだ。
高校の同窓会なので,お互い底が割れている。大いに盛り上がった。

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2005年12月24日 (土)

ミュシャ展

23日(金),サントリーミュージアム[天保山]に,ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展を見に行った。ミュシャは,小規模な展示を何度か拝見していたが,今回の展覧会は,これまでにない量と,人生の軌跡やチェコへの祖国愛をうかがわせる優れた体系化が行われており,サントリーミュージアムのパワーを見せ付けたものであった。
ベイエリアの日差しが美しい。

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2005年12月20日 (火)

坂田藤十郎襲名披露興行夜の部

心残りがあったので,18日(日),夜の部も出掛けた。
夜の部には,襲名披露口上がある。襖絵がまずトレビアン。いまだかつて見たこともないクリムト裸足,黄金色に輝くアールヌーボー調である。並々ならぬ藤十郎丈のご決意が伺える。
披露演目の本朝廿四孝は,十種香と奥庭狐火の段。文楽を意識した後ろ姿を見せる演出(十種香)と,まんま人形振り(奥庭狐火)。何でも人間国宝吉田文雀丈の監修とか。菊五郎丈の勝頼様は,三階から拝見すれば,菊之助丈に見えなくも無い(爆)。仁左衛門丈,吉右衛門丈,梅玉丈はご馳走出演である。
中村芝雀丈(白い着物の姫の拵え)と尾上菊之助丈(赤姫の拵え)は,相生獅子。おふたりともかわゆらしいこと。菊之助丈は,前シテの姫もはきはき,きっぱりと舞われ,後シテの獅子はスピーディに躍動感溢れ,男の子になっておられた。鑑獅子がなつかしく,直ぐにでも見たくなってしまった。
写真は2階ロビーに展示されている本物の紙衣と紙帯で,夕霧名残の正月で,藤十郎丈が着用されているものののレプリカである。

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チェロアンサンブルの愉しみ

12月18日(日),京都府立芸術会館で開催された室内楽の会No.302「チェロアンサンブルの愉しみ」を聴いた。
関西在住のトップチェリスト5名が集う恒例の集まりである。ここでしか聴くことができない珠玉のアンサンブルと銘打っているが,残念ながら室内楽の会は,これがラストコンサートとなった。
メンバー:上森祥平,上村 昇,河野文昭,林 裕,藤森亮一
プログラム
ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調(5Vc)
ティッチャーティ:ディヴェルティメント ト長調(3Vc)
ティッチャーティ:組曲 ト長調(2Vc)
ラロ:インテルメッツォ(5Vc)
(休憩)
チャイコフスキー:アンダンテ カンタービレ(5Vc)
チャイコフスキー:エレジー(5Vc)
リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行(5Vc)
ラヴェル(上森祥平編):クープランの墓より(5Vc)
豪華〜。
お席は満席,補助椅子にスタンディングとアイドルのコンサート並みの押すな押すなの盛況。
しかし,なぜか,一列目や二列目に空席が…。スタンディングのワタクシは,フロアマネージャーの粋な計らいで,いきなり最前列に直らせていただき,超ラッキー。
ふわっと心解き放たれる上森祥平氏,豪快で変幻自在の上村昇氏,知的で闊達な河野文昭氏,清新でゆかしい林裕氏,緻密で思慮深い藤森亮一氏。
チェロ5本の編曲は,それぞれの持ち味を最大限に生かしながら,こんなことも出来るぞという遊び心に満ち溢れたものであった。音は心臓に直に響き,寿命がまた延びた。

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2005年12月17日 (土)

キング・コング

キング・コング King Kong
監督:ピーター・ジャクソン
出演:ナオミ・ワッツ,ジャック・ブラック,エイドリアン・ブロディ
1930年代,巷には失業者が溢れているが,合衆国は消費文明を謳歌していた。
映画監督カールは,無謀な映画計画に出資を打ち切られようとしていた。カールは,失業したボードビリアン女優のアン,才能ある脚本家のジャック,絵に描いたようなキャプテンを巻き込み,幻の孤島「髑髏島」(スカル アイランド)で,史上最大の冒険映画を撮影しようと危険な航海に出航した。スカルアイランドは,冒険何でも有りの島であった。
見たのは前夜祭。
パイレーツ・オブ・カリビアン,ジュラシック・パーク,美女と野獣の三本を一度に見た豪華さ。上演時間も長い。キャラクターの典型振りが心地よい。1930年代の摩天楼のニューヨークに,今更ながら合衆国の国力を見せつけられた。

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2005年12月13日 (火)

坂田藤十郎襲名披露興行昼の部

まもなく,夜の部を観劇するので,昼の部をまとめる。
こうなったら,ブログもノルマに近い。

夕霧名残の正月
初代藤十郎丈の畢生の当たり役。長らく上演が途絶えていたものを,四代目襲名を機会に復活させた夕霧狂言のひとつ。
坂田藤十郎丈vs.中村雀右衛門丈という当代人間国宝の共演,上方役者のみをそろえた出演陣,本物の紙衣を着用など昼一番の話題作。
ワタクシ的には蜷川美花さんのスチール写真もトピック。
舞台は若くして他界した新町の夕霧太夫の四十九日の出来事。勘当の身で遊郭に出入が適わなかった伊左衛門は,既に夕霧がこの世のものではないことを知らずに扇屋にやってきた。その死を知り,嘆きのあまり意識を失った伊左衛門のもとに,慕わしい夕霧の姿が…。
遊里に通い,身を持ち崩す,救いようのないあほな男を演じさせたら,藤十郎丈に敵う者はおられますまい。雀右衛門丈の夕霧太夫はどこまでもはかなく消え入りそう。
で,突然,劇中で襲名披露の口上が始まる。上方の若い役者さんたちが,仲居姿で列座し華やか。やさしげな上村純弥丈がやはり気になる。

曽根崎心中
中村翫雀丈の徳兵衛が,迫真の演技。生玉神社境内地の場。九平次や町衆にいたぶられる場面は無念さと無力さが際立ち,心底,徳兵衛はこのような男であったかも…?という念を禁じえなかった。
命をかけてこそ,凡夫凡婦が恋の手本にまで高まるという主題が痛切である。
また,九平次を演じた中村亀鶴丈が,強そうで憎たらしくて,実は,あかんたれ。どこかにいそうな今時のワルを体現しておられ,はまり役であることを確信した。今後,亀鶴丈が九平次を演じつづけられることを期待したい。

総じて,上方歌舞伎の明日に暖かい陽が射したようであった。
下の写真は,ご祝儀を表した竹馬。松と竹の良い香りがする。

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2005年12月12日 (月)

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
監督: マイク・ニューウェル
出演: ダニエル・ラドクリフ,エマ・ワトソン,ルパート・グリント,マギー・スミス,ロジャー・ロイド=パック
ハリー・ポッターたちはホグワーツ魔法学校の4年生になった。“三大魔法学校対抗試合”がホグワーツ行われることになり,フランスとブルガリアから選手団が訪れる。代表選手は18歳以上のはずであったが,なぜか,ハリーも出場することに…。それには,あのヴォルデモート卿にも関わるまがまがしい陰謀が隠されていた。ポッターに最大の危機が迫る。
と,書き進んだが,実は不勉強と最初の作品・賢者の石の伏線をさっぱ忘れた。予習してリベンジしないといけない。
しかし,これまでの副筋から本筋になったこと,CG技術も進歩,俳優さん達も大人になってきて益々おもしろくなっていることだけは間違いない。前後の見境なしに映画館に走ったことをひたすら反省。

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2005年12月11日 (日)

SAYURI

ハリウッド映画SAYURIを見てきた。字幕版
SAYURI MEMOIRS OF A GEISHA
監督: ロブ・マーシャル
出演: チャン・ツィイー,渡辺謙,役所広司,ミシェル・ヨー,コン・リー,桃井かおり,工藤夕貴
満州事変と太平洋戦争の間の日本のとある花街。貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女が主人公。失態から芸者ではなく,はしためとして生きることを余儀なくされ,絶望の淵にあったとき,会長と呼ばれる紳士と出会い,芸者になりたいという一途な願いが芽生える。思いは叶い,花街一の芸妓となるが,朋輩との確執,男達の思惑の餌食となる等新たな苦難の始まりだった。
しかし,戦争から敗戦へという時代の激動は花街を飲み込む。
綺麗,摩訶不思議,ジャポニズム。ゴッホの広重の模写をみる美しさというか,明治初期の油彩による芸妓の絵画をみるようである。音楽はヨー・ヨー・マ。花街の存在は世界共通。普遍性があるテーマなので,上海の遊郭でも良かったのではないかという気がしないではない。

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2005年12月 9日 (金)

坪庭風イルミネーション

今夜から各地でライトアップイベントが出揃うようだ。私が街に出る頃には消灯されているので,お目にかかれない。
さて,京の街角で,とおりすがりに見かけたイルミネーション。(たぶん)期せずして坪庭風となっていて,さすが京都の老舗ホテル。充分楽しめる。
京都のイルミネーション情報はこちら

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2005年12月 3日 (土)

南座顔見世興行のまねき

二百三十一年ぶりに復活した坂田藤十郎の大名跡が光る。地元の放送局が,観客に,上方歌舞伎の印象や,坂田藤十郎への期待をインタビューしていた。いつもに益して,おおどかでゆったりした雰囲気。

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坂田藤十郎襲名披露興行「京人形」満開

お目当ての「京人形」。ピグマリオンの系譜をくむ和製コッペリア風舞踊劇。伝説の名工左甚五郎は,自作の京人形と酒を酌み交わしご満悦。美しい京人形が,男女の人形振りを踊り分けるという難易度が高く,兼ねる役者・菊様のためにあるような演目。
箱が開いたときは,昼の部一番のどよめきだった。
本題とは関係ないが,南座は京阪電車四条駅上にある。関西ではメジャーな遊園地・ひらかたパークで,九十六年続いた菊人形が明日4日でグランドフィナーレを迎える。駅舎のカウントダウンボードがあと一日となっていた。

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2005年12月 2日 (金)

京響定期コンサート

指揮は常任の大伴直人氏。メンデルスゾーンのスコットランドとプロコフィエフのドン・キホーテ。ドン・キホーテにチェロの堤剛氏,サンチョ・パンサにヴィオラの川本嘉子氏。
華やかな演目にひかれて京都コンサートホールに出かけた。今朝の就寝は3時だったが,無事踏破。チェロは雄弁。ヴィオラは冗舌。
3階席であったが,なぜか首席チェリストの上村昇氏が。上村氏のヤンチャであろうドンキも聞きたい!

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2005年12月 1日 (木)

大津市,眺望保護へ建築規制区域を指定

古都に指定された大津市は,来年3月に定める市景観計画に,観光名所などから眺望するエリアに景観への配慮を求める「眺望景観区域」を,新たに盛り込むことを決めた。
計画の素案には,すでに13の類型に分けた景観区域を設定しており,浮御堂など8カ所からの眺望区域を追加する。
各区域に応じた良好な景観を形成する指針を示し,高さや床面積が一定規模を超える建築物を新築・増築する場合には,構想段階から届け出を義務付け,デザインや色彩,形態などに景観への配慮を求める。

何だかよさげな計画である。イメージより本当はもっと美しい大津の景観を,アッピールしていかなくてはならないと思った。
バードウオッチングの季節である。鴨川のユリカモメももう直ぐ飛来する(来ているかも)。彼らは琵琶湖と鴨川を通勤しているときく。そう思うとよけいに親しみを感じる。写真でも撮りに行こう。

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