三井寺の改修
近江八景・三井晩鐘で知られる滋賀県大津市の園城寺は現在,大改修工事の最中である。
弁慶引き摺りの鐘など,ゆかりの物語は多い。金堂は国宝である。境内地にある展望台からの琵琶湖の眺望も素晴らしいが,私が声を大にして叫びたいのは,都市インフラと点景としての三井寺との相関関係である。古い町家も残る旧東海道を歩めば,正面のアイストップとして三井寺が臨める。琵琶湖疎水の取水口にあたる北国橋から見上げる画角も絶品である。このように,三井寺トータルの魅力は半端ではなく,世界遺産に登録されている近隣の社寺に,おさおさ劣るものではない。
さらに魅力的なスポットとしてパワーアップするには,門前町の再生が欠かせない。大津市が古都に指定され,端緒は開けたので,続くは整備のプロセスデザインである。
さて,今日の京都新聞に,天正期の豊臣秀吉とねねによる本堂整備事業の工事概要の発見という記事が掲載されていた。「大工JV方式で工期短縮」というものである。当時の大工さんがたの技術の連携に思いをはせ楽しげな気分にさせていただける。
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