生まれたのか!
闇の中に響く開幕第一声!
マンカスは福井さんしかありえない。しかし,福井さんは,ラダメスもいけているが,やはり,マンカスが水を得た魚というか,魚を得た猫である。軍事大国の将軍より下町のリーダーが似合う。
その福井マンカス見たさに,東京の五反田までキャッツ観劇遠征を決行した。
折りしもキャッツ上演6000回記念の次の日で6002回目に相当する公演だった。また,品川以来の専用シアターなので楽しさはひとしお。これまでのどの劇場より,小技が利いている。人気の回転席はゲットできなかったが,ジェリクルギャラリーという舞台直上のサイドから見物できる摩訶不思議な席で見物できた。
センターで歌い踊る猫はもちろん素晴らしいが,バックで控えている猫たちがよく見える。中でもお行儀の悪さでマンカスは目立っていた。アーアとだらけているところ,耳をピクとそばだてるところなども人間業とも思えない。
20年も続いていれば,観客の高齢化も進んでいるかと懸念したが,(歌舞伎座の帰りに寄ったことを差し引いても)客層は若かったように思える。
老いた猫に共感が得られるよう作劇されているのに,不思議である。
蜷川幸雄さん演出の過激な若者賛美のロミジュリに高齢者が多いのと同じくらい不思議かもしれない。大阪MBS劇場はいま別の劇場に生まれ変わり,藤原竜也主演の三島由紀夫・近代能楽集「弱法師」が上演されているようだ。心は動くが財布が悲鳴をあげている。
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