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2005年7月18日 (月)

スターウオーズ・エピソード3

予定外の時間が出来たので,スターウオーズ・エピソード3を見に行った。時間単価が安い娯楽の王道はやはり映画である。
上映中につき,私的ブログといえどもネタバレは避けて…。
第一作から28年を経て完結とは,それだけでも叙事詩にふさわしく価値あることと思える。28年前は,映画といえども晴れの日だった。この作品はぜひ2階で見たい(あればの話)。大阪松竹座が映画館だったときは2階はあった。ついこの間まで健在だった京都松竹座も気積が大きく快適な館だった。
ややこしいが,「物語の次世代が制作が前世代」で,「当代が物語の前世代」と逆転しているところがワタクシ的には興味の焦点。
EP4〜6は,少年の成長,少女の変貌,師弟愛,友情,兄妹愛,まっとうな恋愛,祖国(地球)愛,勇気,正義,使命感とこれでもかのてんこ盛り。全ての少年少女はこれを見よと絶叫したいものであった。30年前は正義やデモクラシーが信じられていた時代であった。
さて,EP3は,権力と暴力が支配する時代,超越した悪の力に魅入られた傲慢な若者の悲劇で今日的。このテーマの作品はたくさんあるが,EP3は,なすすべのない大人の嘆きの視点で描かれていたのが,甘く矮小的な感じがする。希望がある未来が,実は輝かしかった前世代というのが,本物のSFの世界に迷い込んだかのようで震撼とする。
妊産婦は見てはいけません!
姑獲鳥の夏もR妊産婦指定を!

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